70年代のアンジェロ・ブランデュアルディーの最高作はこれでしょう。
個人的にはより素朴な作風の前作「Gulliver、La Luna E Altri Disegni」の方が好みですが、前作の最大の魅力であった夢想的な作風を継承しつつも、さらに大胆に地中海の民族音楽を取り入れて力強さを加味することに成功した、とても聴き応えのある傑作だと思います。
ピート・シンフィールドの監修による英語版も出ていましたが、ライヴ版や映像版を観て比較しても、やはりブランデュアルディーはイタリア語の方が本来の魅力を堪能できると思います。