『ウィ・ウィル・ロック・ユー〜クイーン・クラシックス』　１９６６カルテット

1966カルテット／ウィ・ウィル・ロック・ユー〜クイーン・クラシックス

ビートルズ来日の年をその名に掲げた、４人からなるクラシカルユニット、1966カルテット。2010年に、CD『ノルウェーの森〜ビートルズ・クラシックス』でデビュー。原曲をリスペクトしつつも、見事にクラシカルな作品としてリアレンジを施したこのアルバムは、多くの音楽ファンの支持を得ました。
　その彼女たちがセカンドアルバムのテーマとして選んだのは、なんとクイーン。ビートルズと同じブリティッシュ・ロックを代表する存在であり、オペラを始めとしたクラシック音楽の要素も多分に包含するサウンドでありながら、その強烈で複雑なバンドの個性ゆえか、彼らをカバーしたクラシカルアルバムは（ビートルズに比べれば）これまで無いに等しい状態でした。４人のメンバーによるこの未開拓地への挑戦は、秀逸なアレンジも相まって圧巻の仕上がりとなりました。
　ロックの魂と、クイーンならではのリリカルなメロディーの高次元な融合−クラシカル・クロスオーヴァーの新たな地平を切り拓くアルバムの完成です。ジャケットは、昨年のデビューアルバム「ノルウェーの森」同様、オリジナルのオマージュとなるアートワークとして「Queen II」（1974年）を引用したデザインとなります。（Columbia）

【収録情報】
1.　Bohemian Rhapsody（ボヘミアン・ラプソディー）
2.　We Will Rock You（ウィー・ウィル・ロック・ユー）
3.　We Are The Champions（ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ）
4.　Teo Torriatte (Let Us Cling Together) （手をとりあって）
5.　Killer Queen（キラー・クイーン）
6.　Bicycle Race（バイシクル・レース）
7.　Crazy Little Thing Called Love（愛という名の欲望）
8.　Don't Stop Me Now（ドント・ストップ・ミー・ナウ）
9.　Another One Bite The Dust（地獄へ道づれ）
10.　Flash（フラッシュのテーマ）
11.　Who Wants To Live Forever（リヴ・フォーエヴァー）
12.　Innuendo（イニュエンドウ）
13.　I Was Born To Love You（ボーン・トゥ・ラヴ・ユー）
　編曲：加藤真一郎

　1966カルテット
　メンバー：松浦梨沙（Vn）、花井悠希（Vn）、林はるか（Vc）、長篠央子（P）

【1966カルテット】
2010年、「ビートルズ」クラシックでデビューした、女性4人編成のクロスオーヴァー系クラシカルユニット。弦楽器とピアノというクラシカルな編成でビートルズを再解釈した前作の大好評を受け、待望の第2弾、クイーンをテーマにアルバムを制作。クロスオーヴァーミュージックに新たな風を吹き込むことが期待される。（Columbia）