ベルギーの楽譜出版社、ベリアトの2005年の参考演奏集である。
ヤン・コーベル指揮、ライプツィヒ放送吹奏楽団の演奏で収録されている。
編曲が3曲、その他が全て新曲で、全体的にクラシカルでシンフォニックなアルバムとなっている。
演奏のライプツィヒ放送吹奏楽団は東ドイツ時代の1950年に創立された歴史ある団体で、ドイツ式編成を基準にしながらも曲によっては柔軟に編成を変えている。
ドイツのバンドらしくサウンドには重厚感があり技量も高く、どれもなかなかの演奏だが、ドヴォルザーク『謝肉祭』スッペ『美しきガラテア』ロッシーニ『狩の情景』の、クラシックからの編曲は特に上手く、聴き応えがあるだろう。
録音も吹奏楽のCDでは良い方で綺麗。