CD 輸入盤

大地のこだま〜フルート、チェロとピアノのための現代作品集 トリオO3

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CYP4664
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

暗喩的表現を含む4つの作品それぞれに見る各作曲家のアプローチの妙

後期古典派〜初期ロマン派に名作が多いフルート、チェロとピアノという編成を使い、現代作曲家たちが20世紀後半以降に発表した室内楽作品を集めたアルバム。この編成で活動するベルギーの新しいアンサンブル、トリオO3(ゼロ3ではなく大文字のOと3)のデビュー盤でもあります。
 各作品はファビアン・フィオリーニ[1973-]の曲が「光」、トヌ・コルヴィツ[1969-]は「大気」、カイヤ・サーリアホ[1952-2023]は「火」、ジョージ・クラム[1929-2022]は「水」をテーマとしながら、どの作品も表題のモチーフを直接的に音で表さず、暗喩的に描写している点で共通しており、そこでは言及されない「大地」がアルバム全体のテーマとして表題に使われています。ジャズやコンテンポラリーダンスなど隣接領域のパフォーマーたちとも仕事を続けるベルギー最前線の作曲家フィオリーニが、印象派画家モネの「睡蓮」シリーズにおける光の描写を意識して綴った『深い白色の睡蓮の奥で紅潮する芯』はトリオO3からの委嘱作で、併せて収録されたクラムの『クジラの声』は有名な『ブラック・エンジェルズ』の翌年に手掛けられており、そこには半世紀の開きがあります。しかしトゥビン、トルミス、ペルトらに続くエストニアの名匠コルヴィツの『ソラノ』や、昨2023年に惜しまれつつ亡くなったフィンランドのポスト=スペクトル楽派サーリアホの『灰燼』と共に、いずれ劣らぬ精妙な演奏解釈がアルバムを通じての一貫性を与え、各作曲家のアプローチの違いをじっくり聴き深められる構成になっています。(輸入元情報)

【収録情報】
● フィオリーニ:深い白色の睡蓮の奥で紅潮する芯 (2021)
〜フルート、チェロとピアノのための
● コルヴィツ:ソラノ(南東の風) (2003)〜フルート、アルト・フルート、チェロとピアノのための
● サーリアホ:灰燼 (1998)〜アルト・フルート、チェロとピアノのための
● クラム:クジラの声 (1971)〜仮面をつけた3人の奏者による、電気増幅されたフルート、チェロ、ピアノのための

 トリオO3
  ウジェニー・ドフレーニュ(チェロ)
  レナ・コルメイエ(ピアノ)
  リディ・トナール(フルート、アルト・フルート)

 録音時期:2023年10月28-30日
 録音場所:ベルギー南部エノー地方モンス、アルソニック・マルス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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