子供より古書が大事と思いたい

鹿島茂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791771905
ISBN 10 : 4791771907
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
287p;20

内容詳細

買うも地獄、買わぬも地獄。達意の文章で綴る、洋古書の魅力とコレクション地獄の恐怖。「知的遊戯の宝庫、パリの古書店巡り」を増補、古書の匂いさらに色濃く、待望の新版!講談社エッセイ賞受賞。

目次 : モロッコ革の匂い(稀覯本は見つけやすい/ 唾捨書店/ 匂いでわかる/ 掘出し物/ 音がちがう/ オスマン男爵からの贈り物/ 紙で決まる ほか)/ 間奏曲(荒木一郎の教訓/ この限りなき悪循環/ 古書の値段/ 雨降ればいつも土砂降り/ フランス国立図書館にない本/ お客様は人間/ アンチック屋の古本/ 愛書家K教授のクレージーな生活)/ アンコール アール・デコの挿絵本、あるいは絶滅した恐龍/ 再アンコール パリ 古書店あんない/ 再々アンコール 知的遊戯の宝庫、パリの古書店巡り

【著者紹介】
鹿島茂 : 1949年、横浜市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、共立女子大学文芸学部教授。専門は19世紀フランスの社会と小説。『馬車が買いたい!』(白水社)で1991年度サントリー学芸賞、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で第12回講談社エッセイ賞、『職業別パリ風俗』(白水社)で第51回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ごへいもち さん

    どの部分が今回加筆なのかわからないが元本からは何度目かの再読。相変わらず借金が増えているのだろうか

  • ハルバル さん

    フランスの古書蘊蓄や書物購入の悲喜劇など。愛書家という人種の度し難さを知る身としては著者のスタンスがどの程度かと不安だったが、良い意味で軽みがあってよかった。いわくフランスでもB級書店(傷のある本やセコハン本を売る、いわゆる日本における古書店に近い店舗)を中心に狩猟しコレクターではあるが愛書家ではなく、初版本にも興味がない。それにちゃんと結婚して子供もいる、という一般的な本好きからは親しみやすく、反対に愛書家からすると理解不能な人種なのだ。いや本に100万単位使うのも平気な借金魔という時点で病気か(苦笑)

  • Susumu Kobayashi さん

    元版、増補新版、そして今回の新・増補新版と毎回読んできたが、やっぱり蒐集家―自分も含めて―の生態は面白いや。挿絵本の魅力を語り、こっちまでその気にさせてしまうから恐ろしい。「金と意志さえあればどんな世界の逸品でも「買う」ことができるというこの事実は、下手をするととんだ命取りにもなりかねない」(p. 248)。「パリの古書店は、過去に自由に旅することのできる素晴らしいタイム・マシンだが、それは同時に、善良な小市民を地獄へとたたき落とす恐るべき陥穽かもしれないのである」(p. 249)。くわばらくわばら。

  • ターさん さん

    もちろん、再読である。15年前に読んでいた。こんなタイトル、見逃すはずがないよね。「待望の新版!」とあったので手にした。鹿島先生は、読書家であり愛書家でもある。個人的には、羨むような人生のように思える。しかし、実際はどうなのだろうか。大学教授の収入があって、膨大な著作から得る収入はどのくらいか?そして、購入する古書たるや!「買うも地獄、買わぬも地獄なら、いっそ買う地獄のほうを選んだほうがいい」壮絶である。「借金というのは一定限度を超えると、いくら返済しても減らない」という。理想の人生もなんと過酷なのか。

  • をとめ さん

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鹿島茂

1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞、白水社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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