北のおくりもの 北海道アンソロジー 集英社文庫

集英社文庫編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087445312
ISBN 10 : 4087445313
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

北海道と聞いて何を思い浮かべますか?雄大な土地、厳しい冬、豊かな農畜産物や海産物、開拓の歴史―。明治以降その名で呼ばれ、四方を海で囲まれた地に生きるひとびとの暮らしから見えてくる物語がある。5つの短編小説と4つのエッセイを収録、人気作家たちによる夢の競演。自然、文化、風俗、食など、さまざまな角度から北海道に宿る魅力を切り取った一冊。

目次 : 小説 鉄道員(浅田次郎)/ エッセイ ニッポンぶらり旅 釧路(太田和彦)/ 小説 頸、冷える(河〓秋子)/ エッセイ あったまきちゃう!/札幌冬の陣(北大路公子)/ 小説 本日開店(桜木紫乃)/ エッセイ 函館「ラッキーピエロ」のハンバーガー(堂場瞬一)/ 小説 雪は降る(馳星周)/ エッセイ 旅すれば乳濃いし(原田マハ)/ 小説 四月の風見鶏(渡辺淳一)

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で第十六回吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で第百十七回直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で第十三回柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で第一回中央公論文芸賞と第十回司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で第四十二回吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で第六十四回毎日出版文化賞を受賞。15年に紫綬褒章を受章。16年『帰郷』で第四十三回大佛次郎賞、19年に第六十七回菊池寛賞、20年に第九回日本歴史時代作家協会賞功労賞を受賞

太田和彦 : 1946年北京生まれ。68年資生堂宣伝部制作室入社。89年独立し、アマゾンデザイン設立。2000年〜07年東北芸術工科大学教授を務める。本業のかたわら居酒屋訪問をライフワークとし、多数の著作やテレビ番組がある

河崎秋子 : 1979年北海道生まれ。2012年「東陬遺事」で第四十六回北海道新聞文学賞を受賞。14年「颶風の王」で三浦綾子文学賞を受賞、翌年同作でデビュー。16年『颶風の王』でJRA賞馬事文化賞、19年『肉弾』で第二十一回大藪春彦賞、20年『土に贖う』で第三十九回新田次郎文学賞を受賞

北大路公子 : 北海道生まれ。2005年エッセイ集『枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記』でデビュー。各誌紙でエッセイや書評を執筆

桜木紫乃 : 1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第八十二回オール讀物新人賞を受賞、07年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』で第十九回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第百四十九回直木三十五賞、20年『家族じまい』で第十五回中央公論文芸賞を受賞

堂場瞬一 : 1963年茨城県生まれ。2000年会社勤務のかたわら執筆した「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞、翌年同作でデビュー。スポーツ青春小説、警察小説の分野で活躍中。著書『いつか白球は海へ』『解』『検証捜査』『複合捜査』『グレイ』『警察回りの夏』『蛮政の秋』『社長の冬』『共犯捜査』『弾丸メシ』『ボーダーズ』など

馳星周 : 1965年北海道生まれ。96年デビュー作の『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌』で第51日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞、2020年『少年と犬』で第163回直木三十五賞受賞。他の著書に『夜光虫』『約束の地で』『神奈備』『黄金旅程』『月の王』など

原田マハ : 1962年束京生まれ。2005年「カフーを待ちわびて」で第一回日本ラブストーリー大賞を受賞し、翌年同作でデビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞、17年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞を受賞。他の著書に『一分間だけ』『キネマの神様』『旅屋おかえり』『ジヴェルニーの食卓』『暗幕のゲルニカ』『たゆたえども沈まず』『風神雷神』『リボルバー』『丘の上の賢人 旅屋おかえり』など

渡辺淳一 : 1933年北海道生まれ。外科医として医療に従事するかたわら小説を執筆。70年『光と影』で第63回直木三十五賞、80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女倒』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年に紫綬褒章を受章、同年第51回菊池寛賞を受賞。他に『花埋み』『無影燈』『愛の流刑地』『鈍感力』『孤舟』『医師たちの独白』なと著書多数。14年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    北海道アンソロジーとある。豪華な作家陣だ!小説5編とエッセイ4編。既読の作品が多かったような・・公子さんのエッセイは笑えて大好きなのに(既読で確かに笑って読んだはずなのに・・)今はお父様が逝き、お母様までもが亡くなってちょっとしんみり。でも笑えるのよ・・堂場さんのラッピのチャイニーズチキンバーガー!読みながらまた食べたいと思った次第。

  • hiace9000 さん

    そうそうたる顔触れ、ここに連なる名だけで読指がそそられる、北海道アンソロジー。北海道舞台の短編小説5編と、食指刺激強めグルメエッセイ4篇が交互にミルフィーユ状に綴られる。ミルフィーユとはいえ、書籍にかぶりつけるはずもなく順番に読むしかないのだが、編集上食べ合わせのマッチングまでは考慮されなかったのか、脳が感じる茶室の抹茶のような深く静かな味わいの小説と、喧騒のダイナーでコーラで流し込むハンバーガーのようなエッセイとの食感(読感)差に、正直戸惑ってしまう私であった。北海道小説はやはり、一冊まるっといきたい。

  • アキ さん

    読友さんのレビューに誘われて読んだ。先週函館でラッキーピエロ、ベイエリア店でブランコ乗りながらバーガーを頬張ってきたところ。なんてタイムリーなと思っていたら、出典見て「弾丸メシ」を去年読んだことを思い出した。記憶の奥底に残っていて、あの店に誘われていたのだ。馳星周「雪は降る」で苫小牧から函館までのドライブは、昨年訪れた洞爺湖の道を思い出した。最後の渡辺淳一「四月の風見鶏」が印象に残る。札幌医大の心臓移植事件を小説にしたことで医局を辞めて東京で作家として生きていくことになった。そんな決断があったとは。

  • ゆみねこ さん

    5つの短編小説と4つのエッセイ。馳さん・渡辺さんは初読み、エッセイは原田マハさん以外は初読み。北大路公子さん、楽しく読了。「鉄道員」はやはり名作!河崎さんはズシンと心に残る作品。

  • ナミのママ さん

    北海道を舞台にした小説5編・エッセイ4編。ベストは河ア秋子さん『頸、冷える』。桜木紫乃さん、馳星周さんは既読。小説はずしっと重苦しい作品が多かったように感じた。渡辺淳一さんは1970年代の作品で、母がファンだったのを懐かしく思い出しながら読了。エッセイはごめんなさいで4作品のうち3作品が好みでなく、斜め読みと読み飛ばしで終わり。豪華な作家が並ぶアンソロジーだけど私は長編の方が好み。

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