怪奇小説集 恐怖の窓 角川文庫

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041124468
ISBN 10 : 4041124468
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
312p;15

内容詳細

登山客が忽然と消えるモンブランの“悪魔の地点(ポワン・ド・サタン)”で観光客が恐ろしいものを目撃する「爪のない男」。日々の仕事に忙殺される雑誌記者が、死刑囚の手記の意外な内容に心ざわめかせる「尺八の音」。ガラパゴス諸島で採取した化石が不気味な騒動を巻き起こす「枯れた枝」など小説の他、人一倍怖がりな著者の幽霊屋敷探検記や、サド侯爵をめぐるエッセイなどを収録。ミステリとホラー風味の作品を厳選したオリジナルアンソロジー!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 活字の旅遊人 さん

    二部構成になっているが、前半は講談社文庫の『ユーモア小説集』(三分冊)に入っている作品も多く、既読感強し。再読でももちろん面白い。「詐欺師」「姉の秘密」「気の弱い男」「枯れた枝」あたりはやはり好き。オチがないような作品には特に悲しみ、虚しさを感じる。そこが魅力だよね。PARTUはエッセイだが、「サド公爵の犯罪」は小説仕立て。そこに遠藤自身の研究成果を織り込む。三島由紀夫をどのくらい意識しているのだろう、と気になる。こちらの方が分かりやすい。短編も十分読ませる遠藤周作。いまだに新刊が出るのも納得だ。

  • くさてる さん

    怪奇小説集の三作目をいちばん最初に読んでしまった。というわけで、怪奇というよりは後味の悪い話、厭な話が多く、傑作だからこそ消耗してしまった。そういう話がお好きなひとにはぜひ。

  • まさ☆( ^ω^ )♬ さん

    怪奇小説集の第3段。怪奇というよりサスペンス、ミステリという感じの話が主だったと思う。むしろイヤミスに近いかも。いや〜な感じの話はどうも苦手。昭和の雰囲気もあまり好きではないなあ。

  • ぷるぷる さん

    怪奇小説集3冊目は新たな短編の寄せ集め。番外編と言ったところなんでしょう。良く出来たアンソロジーで最初と最後の話が同じ出だしなのが制作の裏を覗けたようで面白いです。流石にもう怪奇小説とは呼べないような話を多いですが面白いので問題ないです。表題作の仄かな怖さは印象的ですが先生酔ってたんじゃないですか?で済んでしまいそうです。その他昭和のサラリーマンを描いた作品が多くて年寄りとしては懐かしいが流石に今読むとキツイ。当時は浮気は普通の嗜みだったんですね。後半の仏文学評論もマルキ・ド・サドの話は面白いです。

  • ポメ子 さん

    どれもよくできた短編集だった。 甲乙つけ難しの作品。また他のシリーズも読みたい。

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐に

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