きこえる

道尾秀介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065334546
ISBN 10 : 4065334543
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
312p;19

内容詳細

本作は、音声と小説を融合させた誰も経験したことのない「体験型ミステリ」です。小説を読み進めると、作中の様々なタイミングで「二次元コード」が登場します。そのコードを読み取り、音声を再生してください。それはあなたを新しい世界に連れて行ってくれる「音」です。真相を「聞いている」のはあなただけ―。音声×小説が世界を広げる。まったく新しいミステリ、誕生。

【著者紹介】
道尾秀介 : 1975年東京都生まれ。2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。2007年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞、2009年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞、2010年『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞、同年『光媒の花』で第23回山本周五郎賞、2011年『月と蟹』で第144回直木賞受賞。謎解きゲームなど小説だけに留まらない創作活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    道尾 秀介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新企画、物語×音声。小説を立体的に体感する、まったく新しい「謎解き」の新体験型エンタメ短編集ということで読みました。電車の中で読んだので、読了後、家でYouTubeの音声を再生しました。思ったほどの効果期待出来ずでした。オススメは、「にんげん玉」&「死者の耳」です。 次は、著者のオーソドックスなミステリを読みたいです。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000381766

  • ノンケ女医長 さん

    いくつかのQRコード。スマホで読み込むと、小説世界の一部が音声ドラマで展開される。小説には敢えて表現しなかったやりとりも含まれており、仕掛けとしては新奇性が十分。ただ、命がこの世から消えていく過程や、怒り悲しみといった心境描写には真新しさがあまりないように思う。動画を結びつけるというアイデアが、もしかすると、かなり先走っているのかも。「いけない」や「N」などから繰り出される奇抜な作風よりは、筆力だけで読者を魅了する小説を今後読みたい。

  • イアン さん

    ★★★★★★★★☆☆二次元コードを使ったギミックが斬新な道尾秀介の短編集。同居するシンガーソングライターが何者かに扼殺された。生前に吹き込んだデモテープには、不穏な言葉が残されており…(「表題作」)。いずれも「音」が真相究明の鍵となる5編が収録されているが、難易度は比較的高く、考察サイトを覗きようやく理解できる作品も多かった。特にこの手法でしかトリックが成り立たない「にんげん玉」が秀逸だ。読書の新たな可能性を模索し続け、ついに「視覚」以外の五感に訴えてきた道尾氏。次は「嗅覚」あたりを攻めてくるのだろうか。

  • ちょろこ さん

    新体験って面白い一冊。大活躍したのは耳。耳から音を拾い、頭の中で意味を繋げ答えを出すという新体験。正直、QRコードをいちいち読み取って…というのは面倒臭いなと思ったけれど終わってみれば面白かった。もちろん自分なりの推察はボヤけた視界のままだったけれど、ネタバレ考察サイトで確認すると一気に視界がクリアに。意味がわかると音とのコラボになるほど。耳元で囁かれる感覚は気持ち悪かったけど。親切サービスのおかげですんなりわかった話があったのがうれしい。やっぱり道尾さんはせつなさ残すのが巧いな。せつなさ断トツは「セミ」

  • タイ子 さん

    道尾さんの次なる挑戦。「いけない」は視覚で今作は聴覚でこれまでにない感覚を味わった。5つの短篇作品で物語の前か後ろにQRコードがありこれをyoutubeに繋ぐと作品ごとにある音声が聞こえる。聞く前に作品を読むと何でもない(時に理解し難い)ミステリがこの音声によってガラリと印象が変わってくるのが面白い。普通のミステリならば、この音声が文章になり最後のオチになるんだろうけど、音声に置き換えて推理するとなると読者の想像力に委ねる感じ。道尾さんお得意の子供が主体の物語が私は一番好きかも。この試み、また読みたい。

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人物・団体紹介

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道尾秀介

2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、’10年『龍神の雨』で大薮春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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