鍵のない夢を見る

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163813509
ISBN 10 : 4163813500
フォーマット
出版社
発行年月
2012年05月
日本
追加情報
:
231p 19cm(B6)

内容詳細

町の中に、家の中に、犯罪の種は眠っている

普通の町に生きるありふれた人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集

【著者紹介】
辻村深月 : 1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を受賞。「芹葉大学の夢と殺人」が第64回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補となるなど、ジャンルを越えて注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第147回直木賞受賞作品。辻村深月の作品は 現時点から過去に戻り、現在と過去をフラッシュバックさせながら過去の真実を蘇らせる作品が多く、私の好みの作家の一人である。だが、この作品は珍しく短編集でしかも鍵のない夢を 見続ける女性たちの物語。女性心理の裏側を 書き切る筆力はさすがで息を呑むような緊迫感がある。それにしても第四話の女性は哀しい…大学時代の夢からどうしても抜けれない人たちはたぶん多いのだろう。

  • ヴェネツィア さん

    5つの短篇から成る作品集。いずれも犯罪(窃盗、放火、殺人、誘拐)が題材になっているという共通項を持つ。犯罪の範疇には入らないものもあるが、主題の上からは同類項に含まれるだろう。これらの作品群で主題として描かれているのは主人公自身と世間、あるいは彼らの属する(閉じられた)小さな社会集団(その背後にはより大きな社会があるが、彼らにそれは見えていない)との齟齬、ないしは埋めることのできない違和である。そして、その形象こそがまさに彼らの犯した犯罪である。なお、篇中の「芹葉大学の夢と殺人」に描かれた二木未玖は、⇒

  • zero1 さん

    人は悪夢から逃れる鍵をいつも探し続けている?三面記事に載るような盗癖、放火、ストーカー犯罪を女性の視点で見る。地方都市を舞台とした黒辻村の短編集。「芹葉大学」の雄大は凄まじい勘違い野郎だが、現実にいないとは言えない。「君本家の誘拐」は虐待のメカニズムを見事に表現。育児経験のある女性読者は「そうなのよ!」と膝を叩いたはず。男の責任は重い。朝井リョウ、貫井徳郎、原田マハたちライバルを押しのけ直木賞受賞(後述)。多くの作家が用いるカットバックを効果的に使う点は流石。再読でもページ数以上の内容に感心。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    痛っ! 読んでて辛いです (>_<)  読友さんの感想事前にチェックすればよかったです(笑) 5人の女性たちのありふれた願いが転落を呼び込む過程を克明に描写していて知らず知らず惹きこまれます 「望むことは、罪ですか?」って問われても私には答えられません!!

  • takaC さん

    仁志野町の泥棒/石蕗南地区の放火/美弥谷団地の逃亡者/芹葉大学の夢と殺人/君本家の誘拐、うしろ2編は「オールスイリ」で既読だった。日常生活のなんとなくブラックな部分。

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