瘋癲老人日記 中公文庫

谷崎潤一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122072985
ISBN 10 : 4122072980
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
356p;16

内容詳細

七十七歳の卯木は嫁の颯子の若さと驕慢さにあこがれ、変形的間接的方法で性的快楽を得ようとする。性に執着する老人を戯画的に描き出した晩年の傑作長篇に、単行本未収の随筆「老後の春」と絶筆の随筆「七十九歳の春」を収め、詳細な註解を加えた。棟方志功による板画二十余点を収載。

【著者紹介】
谷崎潤一郎 : 明治19年(1886)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治43年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。「三田文学」誌上で永井荷風に激賞され、文壇的地位を確立した。『痴人の愛』『卍(まんじ)』『春琴抄』『細雪』『少将滋幹の母』『鍵』など、豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和40年(1965)7月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和24年には、第8回文化勲章を受けた。昭和39年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 還暦院erk さん

    図書館本。漢字カタカナ交じり文は読み慣れないので時間がかかった。内容も相当HENTAI…でも嫁へのセクハラパワハラという「一方的感」は少ない…というか日記の記述自体が「フーテンの督さん」による空想妄想混入であり「信用できない書き手案件」なのだ。それはラストの颯子と浄吉との何気ない会話で判明する。谷崎潤一郎…恐ろしい子ならぬ恐ろしい翁(白目)!まぁ老醜や病などの記述も多いので読者は選ぶが読後感は割と良い。とにかく今まで読んだこと無いジャンルで独創的ったらない。川端康成の『眠れる美女』より個人的には好み♡

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

谷崎潤一郎

1886年東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1910年、第二次「新思潮」創刊に関わり、同年「刺青」を発表。代表作に『細雪』や随筆『陰翳礼讃』など。1949年、第8回文化勲章受章。1964年に日本人で初めて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれる。1965年没(本データはこの書籍が刊行さ

プロフィール詳細へ

谷崎潤一郎に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品