平安京の地域形成

西山良平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784814000456
ISBN 10 : 4814000456
フォーマット
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;23

内容詳細

都市型隣人集団が形成された平安後期、住人たちは放火や強盗にどう連帯したのか。職能ごとの集住や祭りへの奉仕はいつ始まったのか。藤原良相の西三条第や定家が驚嘆した西園寺家北山殿など日毎に更新される発掘成果から、また、史料の一行一場面から、平安京の住まいと「地域形成」の進展をとらえる。

目次 : 第1部 地域形成のとらえ方(平安京の「随近之人」「在地者」と住人集団/ 平安貴族の大路・小路をめぐる空間認識―歴史地理からみる平安京の空間)/ 第2部 地域形成を見いだす(平安京の地域社会に生きる都市民/ 衰退後の右京―十世紀後半から十二世紀の様相/ 平安京左京域南部における遺跡の展開)/ 第3部 貴族の住まいの広がり(右大臣藤原良相と平安京の百花亭/ 王朝文学の中の寝殿―子女たちとの関わりを中心に/ 平安・鎌倉時代の織戸、織戸中門/ 西園寺家北山殿の景観)

【著者紹介】
西山良平 : 京都大学大学院人間・環境学研究科教授。日本古代・中世の社会史・文化史

鈴木久男 : 京都産業大学文化学部教授。日本歴史考古学

藤田勝也 : 関西大学環境都市工学部教授。建築史・住文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • chang_ume さん

    平安京の「隣人・住人の共同・結合」の生成・形成に着目した論集。どの論考も面白かった。なかでも「七条」「西京」「西七条」といった地域社会の形成について、稲荷祭・松尾祭・北野祭を事例に、京外神を京内の御旅社に招き入れる平安京都市民の祭礼から読み解いた久米論考がよい。他著者論考と合わせて、10世紀から際立つ「七条大路」の存在感に興味湧く。また「寝殿」「小寝殿」を通じて貴族住宅の居住実態を理解する天野論考、「織戸」を都市化の表徴と捉える藤田論考も。総じて、編者のテーマ設定が各論にうまく効いている印象です。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品