こうふく あかの

西加奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093862097
ISBN 10 : 4093862095
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
追加情報
:
20cm,172p

内容詳細

ふたつの物語が、交互に描かれていく。39歳の「俺」の妻が、ある日、ほかの男の子を宿す話。2035年、小さなプロレス団体王者の闘いの物語。時を隔てて、2つの話が響き合う。

【著者紹介】
西加奈子 : 1977年テヘラン生まれの大阪育ち。2004年『あおい』でデビュー。2008年『通天閣』で織田作之助賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    兎島が良くわからない存在だった。『こうふく みどりの』も読まないと不完全なのかな?

  • 優希 さん

    何とも言えない郷愁のある作品で、死生観とかぼんやり考えてしまいました。妻の妊娠を通じて夫の日常を描いているのですが、本当の主人公は妻が生んだ子供じゃないかなぁと思いました。途中で挟まれてくるプロレスの話が実は本筋で、夫の日常は脇なんではないかと感じずにはいられません。「こうふく」は多分「幸福」なのでしょうね。違和感を覚えた書き方も、最後の場面で繋がります。何とも独特の作品でした。道でつながれたもう1つの物語が気になりますね。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    中間管理職の「俺」の妻が妊娠した。でもここ数年妻とは関係をもっておらず・・。「こうふくみどりの」と対になるお話です。理解のある上司、理解のある夫を演じ続けている主人公が残念ながら好きになれませんでした。どこまで自意識過剰なのかと読みながらイライラ。そして虚しさを感じました。「みどり」の方も読めばまた印象が変わるのでしょうか?★★★

  • ユカリ さん

    妻から妊娠を告げられたが、俺には身に覚えがない。しかし妻は産むつもりだ…。舞台やサラバを強烈にしたような自意識過剰な嫌な主人公なんだけど振り切れてるので苦笑いしながら読んだ。つまらない妻、つまらない友達。と軽蔑する彼が一番つまらないのにね。猿の足の裏のような顔の老婆、くしゃくしゃのコーヒーフィルターのような顔の老婆、の形容が西加奈子。二人の恋ばなをこっそり聞き耳立てながらビール飲みたい!交互に挟まれる少し未來のプロレスはどんな意味か?と思ったら最後に種明かし。気になるのは何故プロレス中継の解説に西脇千鶴?

  • おかだ さん

    短いけれど濃くて結構面白かった。外面良く素敵な上司を演じることに腐心している男の美人妻がある日妊娠する。でも妻とはしばらくそういう行為がない、誰の子?!という話。自意識過剰な男性に鼻白みながら読んでいたけど、結末が気になって一気読みだった。途中に挿入されるプロレスラーの伝説が一体何を表しているのか、ラストにそれが分かってお〜っ!と。感動した。みどりの方も読んでみたい。

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西加奈子

1977年イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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