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今宵、〓つきたちは光の幕をあげる ポプラ文庫ピュアフル

紅玉いづき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591178959
ISBN 10 : 4591178951
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
追加情報
:
332p;15

内容詳細

未曾有の大地震が首都・東京を襲った後、復興の名目で湾岸エリアに大人の街―カジノ特区がオープンしてから長い時が経った。今宵も、街を象徴する少女サーカスでは、古き文学者の名を冠する精鋭たちが舞台へと踊り出る。が、あるとき花形の空中ブランコ乗り・片岡涙海が練習中に落下。身代わりとして、そっくりの双子の妹・愛涙が舞台に立つことになるが、その命が狙われて…?嘘を背負うふたりの少女の青春ミステリ!

【著者紹介】
紅玉いづき : 1984年生まれ、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。2006年、少女の崩壊と再生を描いた『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞を受賞、07年同作にてデビュー。逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    未曾有の大地震が首都・東京を襲い、復興名目で湾岸エリアにオープンしたカジノ特区。街を象徴し、盛り上げるために置かれた少女サーカスで輝く少女たちを描く青春ミステリ。練習中に落下して負傷した花形の空中ブランコ乗り・片岡涙海と、代わりに舞台に立つことになった双子の妹・愛涙。猛獣使いの少女が日頃から世話をして可愛がってきた動物たちの死、少女サーカスの花形・歌姫でいることの矜持。困難に直面してこれまで積み重ねてきたこと、大切にしてきたことに対する複雑な思いが描かれる中、しっかりと向き合うその姿が印象的な物語でした。

  • 遙 さん

    煌びやかな少女サーカス。古き文学者の名を冠する演目者達は絶対的地位を誇り、舞台に立つ事が許される。数ページでその世界観に心奪われました。 少女達のプライドと、曲芸師としてのサーカスへの強い執着に魅せられる美しいドラマ。 ダークファンタジー、時に残酷ながらも 時折人を愛する心を垣間見せる不安定さ、完璧じゃない彼女達が愛おしいです。 繊細な文面が、心地よい余韻を残します。 対となる作品を読むのも楽しみです。異色な作風ながら、とてもよかった。

  • yosa さん

    にしてもこの空気感よ。ぴんと張られた細い糸がどこまでもたわむことなく、千切れてしまいそうなそれは、しかし触れてみれば思いのほか強靭で。単行本で読んだときの「この上ない傑作!!」という思いは再読しても変わらないのに、世間的に一向にバズらなかったのは何故でしょう。カテゴライズの罠でしょうか。エンタメ小説という名の鎖がこの小説に羽ばたくことを許さなかったのでしょうか。帯にある綾崎隼さんの言葉通り、絶対に、誰かにとって一番特別な物語になる力がある小説です。読書好きとして、多くの人とこの特別な空気感を共有したい。

  • イシカミハサミ さん

    「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」改題。 まじかぁ、というのが正直なところ。 こんなに大胆な改題は見抜けない。 作者が紅玉さんというところだけで飛びつくに決まっている。 まあ、だいぶ前の作品だからそれほど内容を覚えていたわけでないのは、 不幸中の幸い。 せっかくなので楽しもう。 それにしても引っ掛かるたびに思うけど、こういう改題再出版みたいなの、 本当に勘弁してほしい。 中身はもちろんすばらしい。

  • 凜音 さん

    読了 浸っていたくなるそんな美しいくて儚い読後感。 憧れの名を手にする為に競争する少女達は競い合いながら蹴落とすことも厭わない醜さも持つ。 その激戦をくぐり抜けて掴んだ栄光を演技で証明し続ける美しさに惹かれます。 譲れない物、信念を貫く姿勢や葛藤し成長していく姿が良かったですね… 心も身体も、魂さえもこのサーカスに演目に捧げていく狂った怪物的な執念、それぞれの覚悟や矜持というのが恐ろしくも美しかった。 未完成、未成熟、不自由の美しさ。それはどこか芸術的なナニカを感じさせ言い表せない感動が溢れています。

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紅玉いづき

1984年生まれ、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。2006年、少女の崩壊と再生を描いた『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞を受賞、07年同作にてデビュー。逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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