筒井康隆コレクション 5 フェミニズム殺人事件

筒井康隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784882934776
ISBN 10 : 4882934779
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
606p;20

内容詳細

高級リゾートホテルに泊まる紳士淑女。美食を満喫し、洒落た会話も弾むなかで完全密室の殺人が起こる表題作など、筒井康隆の傑作犯人当てミステリ!

【著者紹介】
筒井康隆 : 1934年、大阪生まれ。同志社大学文学部卒。工芸社勤務を経て、デザインスタジオ“ヌル”を設立。60年、SF同人誌「NULL」を発刊、同誌1号に発表の処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められ、「宝石」8月号に転載された。65年、上京し専業作家となる。以後、ナンセンスなスラップスティックを中心として、精力的にSF作品を発表。81年、「虚人たち」で第9回泉鏡花賞、87年、「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞、89年、「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成賞、92年、「朝のガスパール」で第12回日本SF大賞、00年、「わたしのグランパ」で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。02年、紫綬褒章受章。10年、第58回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ふう さん

    最初見た時は分厚さと頑丈さwにビビったけど結構さくっと読了。怪作「ロートレック荘事件」への”大いなる助走”的な「フェミニズム殺人事件」、戦後の大阪の猥雑とした空気感を抑えたタッチで描く「新日本探偵社報告書控」、三谷の「12人の優しい日本人」のが断然面白いけどこれはこれで非常に筒井っぽい「12人の浮かれる男」、軽くてオシャレな掌編「女スパイの連絡」の4編収録。「新日本探偵社…」の淡々と脈絡の無いエピソードがまるで連ドラを読んでいる(矛盾するけど)みたいな味わい深さでかなり面白かった。

  • Chako@(旧名:かど =^ェ^=) さん

    犯人を当てる読者参加があったとは驚き。「ロートレック…」は未読なので大層なことは言及出来ないが、本格を相当に意識した作品であることは十分に伝わってくる。今年流行ったドラマ「あな番」のように、読者を惑わす犯人候補たちの思わせ振りが、本格ミステリのスパイスとして楽しめた。それを包むようにフェニミズム理論が物語の底に横たわっている。男性社会からの解放といっても様々な側面·価値観が窺えて、フェニミズム論がそろそろ黎明期から脱却して次なる段階へという雰囲気を味わった。他編のレビューは長いので他サイトへ載せます。

  • 岸田解 さん

    味わい深い組み合わせだった。

  • 渡邊利道 さん

    『フェミニズム殺人事件』前半に唯野教授風のフェミニズム理論をからかった台詞をふんだんに入れ、後半に犯人あてが本格化するミステリー長編。「意外な犯人」テーマのトリックは本格でわりと洒落ているが、一幕ものを意識した台詞劇調であまり面白くはなかった。どうも批評理論をパロディ化するといまいちノリが悪い感じがする。

  • soccer さん

    相変わらずユーモア満載で、今回も楽しく読ませて頂きました。ちょっと読みづらかったけど。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

筒井康隆

1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。’60年、弟3人とSF同人誌“NULL”を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が“宝石”に転載される。’65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。’81年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、’87年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、’89(平成元)

プロフィール詳細へ

筒井康隆に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品