物語 日本の治水史

竹林征三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784306094475
ISBN 10 : 4306094472
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;19

内容詳細

技術は失敗・事故の反省により進展してきた。河川浸水災害は繰り返し起きている。破堤・災害は河川の持つ遺伝子である。治水の失敗は歴史から消え去る。治水神・禹の伝説は脈々と四千年の系譜は続く。巨大災害の世紀、混迷を深める治水。治水の歴史から学ぶべきことが多い。

目次 : 治水技術 揺藍期(河川技術とは何か―治水とは/ 伏羲と女〓(か)―治水神話の原点 禹王が学んだ治水/ 鯀の失敗と禹の治水―謙虚に学ぶ禹 自己犠牲と利他行 ほか)/ 治水技術 発展期(武田信玄の治水―都江堰に学ぶ 僧策彦周良/ 太閤秀吉の治水―兵法“水攻め”と太閤堤/ 佐々成政の治水―大木土佐守兼能 ほか)/ 治水技術 成熟・混迷期(田辺朔郎の琵琶湖疏水―朔郎の本当の夢は?/ 青山士の碑文―『萬象ニ天意ヲ覚ル者ハ幸ナリ 人類ノ為メ國ノ為メ』/ 大河津分水―御雇技師の大罪 ほか)

【著者紹介】
竹林征三 : 1967年京都大学工学部土木工学科卒業。1969年京都大学大学院修士課程修了、建設省入省。琵琶湖工事事務所長、甲府工事事務所長等を経て1991年建設省土木研究所ダム部長、環境部長、地質官を歴任。1997年財団法人土木研究センター風土工学研究所所長。2000年富士常葉大学環境防災学部教授、付属風土工学研究所所長。2006年富士常葉大学大学院環境防災研究科教授(兼務)。2010年富士常葉大学名誉教授。工学博士、技術士(建設環境・河川砂防及び海岸)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #感想歌 木曽三川分流系譜(p.199)コラム(p.217)にて索引になく治水なら天候流体土木から原理原則費用労力

  • はるわか さん

    為政者にとって都合の悪い人(大久保長安、陽明学派の野中兼山・熊沢蕃山)の事跡は歴史から隠される。熊と切り【禹の治水】鯀の失敗と伏羲・女媧の知恵【都江堰】李冰、李二郎【茨田堤】古淀川、仁徳天皇、秦河勝【信玄・成政】天龍寺・恵林寺の策彦周良、武田信玄、釜無川・笛吹川。佐々成政、常願寺川【秀吉】三大水攻め:備中高松城、太田城、忍城。京御土居。淀川太閤堤【清正・兵庫】加藤清正と肥後。成冨兵庫と佐賀【伊奈流】関東郡代202年、利根川東遷【紀州流】大畑才蔵、井沢為永【ダム】空海と満濃池、西嶋八兵衛。蔡温【大河津分水】

  • kui さん

    内容は興味深いけど結構カオス。今までの治水に関する事例がいっぱい入ってるのはとてもすごいんだけど筆者の思想と混ざったりしててTwitterっぽさもありますね

  • ぴか さん

    中国の鯀の治水失敗の歴史から現在の治水問題までが記されている。 態と切りや人柱、右岸左岸上流下流の片方を万全にしてももう片方で歪が生まれる柔の治水などを知り、技術力は当然ながらまずは人民の協力が必要不可欠なのだということ、 こと風土に関しては若者より土地をよく知る年配者の意見を多く取り入れるべきだと書かれていた。

  • フラニー さん

    治水の歴史の基本的な流れ。レジュメのような本。Twitterですすめられていて読んでみました。 治水の歴史を分かりやすく解説、治水の大切さ困難さも語られていて大変興味深く読みがいのある1冊でした。ここから参考文献を読んでいこうかと思います。ちょっと高いけど購入を考えたいくらい良い本でした。先日の大雨で治水に興味を持った方には是非おすすめします。

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