作家と家元 中公文庫

立川談志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122071414
ISBN 10 : 4122071410
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
330p;16

内容詳細

売れっ子の矜持と迷いが交差する吉行淳之介との対話。兄貴と慕った色川武大との至福に満ちたスリリングな芸談。盟友・石原慎太郎との思い出語りに、ふとこぼれる弱音まで。三十代から晩年まで、人生を駆け抜けた天才落語家が言葉を尽くして語り合った六人の作家たちとの対談、エッセイを収録する。文庫オリジナル。

目次 : 吉行淳之介/ 色川武大/ 結城昌治/ 景山民夫/ 伊集院静/ 石原慎太郎/ 巻末インタビュー 父・立川談志と作家たち―没後十年に寄せて(松岡慎太郎)

【著者紹介】
立川談志 : 1936年東京生まれ。52年、高校を中退して五代目柳家小さんに入門。芸名小よし、小ゑんを経て、63年に真打昇進、七代目立川談志を襲名。71年、参議院議員に当選、沖縄開発庁政務次官等を務める。83年、落語協会を脱退し、落語立川流を創設、家元となる。著書多数。2011年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nonpono さん

    本を買った。どうしても読みたくって。わたしの贔屓の吉行さん、伊集院さん、伊集院さんの師匠のような色川さん、買わない理由がないじゃないか?しかし、文庫が900円?驚いたけど。伊集院さんが好きな談志が聞いて見たかった、生で。入院したときにCDで聞いた。昨日、弟子の談春さんの寄席にいけた。だけど、談志の面影を追ってしまう。この対談は面白くてまた難しい。勉強になる。落語をきくしかないだろう。人間の業、わたしのテーマである。落語を聞く前にまた読み、悩みたい。また、考えたい。そんな対談である。やはり談志が見たかった。

  • gtn さん

    歳こそ違えど同級生が昔話をするように、浪花大関、シルバー銀、太刀村筆勇、大坊・小坊等々、かつて寄席の末席にいた色物の名前を並べる談志と色川武大。双方劣等感から発する優しさを感じ取り、談志は色川を"師"と仰ぎ、色川は談志を"友人"と認めた。その師を亡くし、談志は「心底困ったし、現在でも困っている」と嘆く。自分のことを解ってくれる者がないまま、談志はその後二十二年生きた。カリスマに祭り上げられながら、これでいいのかと葛藤する二十二年ではなかったかと想像する。

  • りんだりん さん

    伊集院静さんの本に談志さんとの対談のことが書いてあって興味を覚え手に取った。特別落語が好きでもないし、談志さんと言えばM-1グランプリの審査員でなかなか独特なコメントを残した人だというくらいしか印象が無い。ただ、志の輔さんの落語はたまに聴く。対談での談志さんの話は、石原慎太郎さんが「こんなの誰も分かんねぇよ」と仰ってる通りで半分以上理解はできなかった。しかし、ニュアンスは伝わるしそれを受け取った対談の相手側の発言で何とかカバーできているのが何だか良かった。★2

  • 緋莢 さん

    図書館本。6人の作家との対談、エッセイを収録。色川武大は、著者にとって、「人生の先生」だったそうです。<ちなみにそれまでの私の人生の師は田辺茂一である。田辺先生に逝かれて困ったの何の…。で、いろいろほうぼうあたっての末の、色川先生であった。>と、この本にも収録されている 『怪しい交遊録』解説に書いています。田辺茂一と著者の話は、同じ中公文庫の『酔人・田辺茂一伝』に詳しく書かれています。色川武大の話題は(続く

  • qoop さん

    談志が交流のある作家たちと行った対談をまとめたもの。それぞれの作家との関係性や収録年代に差があるため通読しても統一感は薄いが、談志没後十年の企画本とすれば納得の内容。改めて発言を追いつつ追悼する/総括する/ファンで居続ける燃料のひとつだろう。ただ、随所で読める自負や威勢の良さの奥に、見栄や甘えといった弱さが伝わる気がするのは、心やすい作家たちとの会話を雑多にまとめた構成だからかも知れないな、とも、

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