永遠の0 講談社文庫

百田尚樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062764131
ISBN 10 : 406276413X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
15cm,589p

商品説明

岡田准一、三浦春馬、井上真央 主演で映画化!2013年12月公開。

「生きて、必ず生きて帰る。妻のそばへ、娘の元へ」
涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくる――。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

「俺は絶対に特攻に志願しない。妻に生きて帰ると約束したからだ」
「真珠湾に参加するとわかっていたら、結婚はしませんでした」
「零戦はかつて無敵の戦士でしたが、今や――老兵です」
「私には妻がいます。妻のために死にたくないのです」
「私は帝国海軍の恥さらしですね」

※本書は2006年8月、太田出版より単行本として刊行されました。

内容詳細

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。

【著者紹介】
百田尚樹 : 1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。高校ボクシングの世界を感動的に描いて’08年に発表した小説『ボックス!』で圧倒的な支持を集め、一躍読書界注目の存在となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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百田尚樹氏の文章には何故か引き込まれます...

投稿日:2021/04/19 (月)

百田尚樹氏の文章には何故か引き込まれます。不思議と描写が頭に浮かんで来て、実際の映像を見てるようかな錯覚が生じます。 映像化された映画やドラマも良いですが、原作を読むと登場人物1人1人の心象等がより深く分かります。 また、この本は百田尚樹氏の愛国心の原点でもあります。 この本の執筆の際の取材等が、元々あった彼の愛国心に火を付けたのは間違いないでしょう。

lovecat さん | 東京都 | 不明

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今の日本があるのは先人の膨大な犠牲の上に...

投稿日:2021/04/15 (木)

今の日本があるのは先人の膨大な犠牲の上にあるという、ともすれば若い人が忘れがちな歴史を噛みしめながら読む一冊です。 日本はもう東京裁判史観やGHQ史観から脱却し、太平洋戦争を語ることをタブー視するのではなく、再評価、再点検すべき時期を迎えているのでしょう。 この本の欠点は主人公を完全無欠の絶対正義のように書いていること、 主人公の最期の決断の必然性がないこと、でしょうか。 それを差し引いても良書ですが。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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日本の為に命を捧げることを誇りに思い出撃...

投稿日:2018/05/31 (木)

日本の為に命を捧げることを誇りに思い出撃していった特攻隊員たちのエピソード一つ一つが、涙なくしては読めませんでした。元特攻隊員たちが当時の惨劇を淡々と語る姿に胸が詰まされます。戦争を経験していない全ての日本人に読んでもらいたいです。

kkk さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いーたん さん

    靖国神社に行きたくなった。元旦に祖父の墓参りに行った時に、今まで気付かなかったんだが、墓石の側面に知らない軍人さんの名前があり、母に聞いたら祖父の弟だと。つまり自分にとって大叔父あたる人でした。死亡通知書?によればその人は海軍所属でソロモン諸島のとある島で戦闘中行方不明で戦死扱い。本書で出てきたガダルカナル島の近隣の島だそうです。享年22歳。昭和18年11月のことですから、本書のガ島攻防戦が一気に身近なものになりました。また、昨年の元旦に亡くなった父方の祖父は陸軍兵士として ※へ続く

  • 青葉麒麟 さん

    此がデビュー作とは信じられない。こんなに緻密に書いてるから戦争体験者なのかと思ってたら意外とまだ若いし。凄い取材力。皆が心の中では死にたくないって思っていても口が裂けても言えない雰囲気の中、堂々と家族の為に死にたくないって言えるのは本当に勇気ある行動だと思う。何度かグッと来るモノがありました。零戦を一回見てみたいな。

  • mitei さん

    ちょうど私個人も 1945冊目という節目の一冊となったが読後感はとても爽やかな気分になった。特に最初の一ページめから感動の嵐で何度となく泣きそうになったが電車の中なので涙目で我慢できた。本書の中では高山がいいキャラだったが個人的には下士官クラスは優秀で上官が無能だったと言う論調は少し違和感を覚えた。特攻は確かに外道だと思うがそこまで命をかけた方々がおられてアメリカもフィリピンのような過酷な植民地支配が出来ず日本の国体護持という最後の砦が守れたのだと思う。

  • 遥かなる想い さん

     本屋に「2009年最高に面白い本大賞」1位と飾ってあって、 ずっと気になっていたが、今日 買って読んだ。  感動の一冊である。  終戦から 60年の夏、ゼロ戦に乗り、死んだ祖父の秘密を 追っていくにつれ、真実が徐々に 明らかになり・・  という設定は、ミステリのようにも 読め、また あの戦争の 真実を 空軍の側面から 我々に教えてくれるのだが、  最後に明らかになった真実には 思わず 涙した。  本書が 百田 尚樹の デビュー作のようだが、 琴線に触れる 筆力があると 思う。

  • mura_海竜 さん

    長編。図書館で借りる。予約待ちで半年以上かかった。日本の誇る零戦。呼び方の理由に納得。米戦闘機との設計上のコンセプトの違い。後継機は作られなかった。司令官が局地での敗戦が濃厚になると逃げ出すところ。現在の、トップは変わらないでリストラをする会社のようにも。第一線で働いている人間は大変。米軍は交代で休みを取るが日本はどうしても精神論に陥る。特攻が始まる頃は大方、決着がついていて降伏できなかったことが非常に残念。報告機がいないため、操縦士がモールス信号を押しっぱなしにして艦に当たることができたか確認。⇒

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人物・団体紹介

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百田尚樹

日本保守党代表/創設者。昭和31(1956)年、大阪市生まれ。同志社大学法学部中退。テレビの放送作家として『探偵!ナイトスクープ』等の番組構成を数多く手掛ける。平成18(2006)年、50歳のときに『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』で第10回「本屋大賞」を受賞。平成23年頃から、政治論

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