'79年発表。東京フィルハーモニー交響楽団と玉木宏樹、松武秀樹、安西史孝ら5人のシンセシストとの共演による、新宿文化センターでの同名ライブの実況録音盤。モーグV-C(松武秀樹)、システム700(安西史孝)など、8台のシンセを駆使したエマーソン・レイク&パーマー風の荘厳な組曲を、玉木宏樹がこのために書き下ろした。シンセサイザー・レコードとしては珍しい一切ダビングなしの録音で、生のストリングスとシンセの音が、ホールのエコーの中に溶け込んでいく鳴り交わしに溜息。当時、ソニーの高音質45回転レコードとして発売された。玉木宏樹は、ローランドを訪れた際に、同社で働いていた安西史孝と遭遇。それが本盤参加のきっかけに。