祇園女御 下 講談社文庫

瀬戸内寂聴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065143384
ISBN 10 : 4065143381
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
496p;15

内容詳細

即位後、専横を強める白河帝は、先帝との約束を違えて実子に譲位し院政を始める。帝位を逃した皇弟は隠棲する。一方、平正盛を経て院に預けられたたまきは、道子のおかげで皇弟と邂逅するも、すぐに出奔。院の許へ連れ戻され、とびぬけた寵愛を受けて「祇園女御」と呼ばれるように…。傑作長編歴史小説・後編。

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。’57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。’92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。’98年『源氏物語』現代語訳を完訳。’06年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鳩羽 さん

    姫宮を授かった道子だが白河帝との絆が深まるわけでもなく、忘れられた存在となってゆく。自分の子供を東宮にし、院政を開始した白河院は、三の宮の元に侍っていたたまきを手元に置き、寵愛する。自分の子を身ごもった女を帝に入内させ、その権勢はとどまるところがないかのようだった。様々な出自、性格の女人たちが白河院と関わり、割と不幸な状況ながらも、それぞれの生き方を生きていくしかないのが壮絶だった。たまきの境遇はあかねのせいでもあり、あかねの不運は道子のせいでもある。なんにせよ、好青年だった頃の白河院は面影もない。

  • しおん さん

    「まんが日本の歴史」を片手に時代背景を理解しつつ読み進めました。創作の部分も多いですが、大筋は史実のようです。 平安時代の女性のなんと不自由なこと…自分の意志なんてものは何1つ持つことを禁じられ、男性によって生涯が決まってしまう他人まかせの人生。今までいくつかこの時代の物語を読んできましたが、これほど理不尽な物語はないなと思います。というか白河法皇が悪いんだな、これは。

  • めご さん

    身分の上下、さまざまな立場の女性達の人生。誰一人として、自分の意思で選択をしたり人生を全うできることはなくて、そんな生活の中でのそれぞれの愛や幸せが描かれていた。道子やその娘、善子はその後、どんな人生を送ったのだろう。

  • kmiya3192 さん

    女の戦いに一旦は破れた道子も賢子が裳瘡にかかると内裏へと戻った。平正盛が勢力拡大、その子忠盛が成長するとその嫁探しも話題に。傀儡子であったたまきが三の宮の目にとまる。しかしそれを白河法皇は見逃さない。法皇にはたまきと藤原公実の娘璋子がのぼる。たまきはいつのまにか祇園女御と呼ばれるようになる。法皇はたまきの側女であるちどりにも手をつける。そしてちどりが妊娠。たまきは西山の棲家に隠居していた道子の元にたどりつく。ちどりは男子を出産。しかしすぐに亡くなる。男子はたまきとともに忠盛へと預けられた。

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人物・団体紹介

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瀬戸内寂聴

1922年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で第2回女流文学賞受賞。73年得度、筆名を晴美から法名の寂聴に変更。92年『花に問え』で第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。2001年『場所』で第54回野間文芸賞受賞。06年度文化勲章受章。11年『風景』で第3

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