百年の手紙 日本人が遺したことば 岩波新書

梯久美子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004314080
ISBN 10 : 4004314089
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
追加情報
:
246p;18

内容詳細

田中正造、寺田寅彦、宮柊二、端野いせ、吉田茂、中島敦、横光利一、山田五十鈴、室生犀星、管野すが…。恋人、妻・夫、子どもへの愛、戦地からの伝言、権力に抗った理由、「遺書」、そして友人への弔辞…。激動の時代を生きぬいた有名無名の人びとの、素朴で熱い想いが凝縮された百通の手紙をめぐる、珠玉のエッセイ。

目次 : 1 時代の証言者たち(権力にあらがって/ かれらが見た日本)/ 2 戦争と日本人(戦場の手紙/ 女たちの戦争/ 敗戦のあとさき)/ 3 愛する者へ(恋人へ/ 妻・夫へ/ 親から子へ/ 友情のことば)/ 4 死者からのメッセージ(夭折者たち/ 遺書と弔辞)

【著者紹介】
梯久美子 : 1961年、熊本市生まれ。ノンフィクション作家。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2006年、『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮文庫)で第37回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ころりんぱ さん

    有名、無名の人たちの数々の手紙に物語がある。時代時代を反映した、生活感や人となりに溢れていて感慨深い。手紙の良さ、手紙だからこその赤裸々な想いに触れられる本だった。もっとも、書いた方はこんな形で赤の他人の目に触れるなんて思いもしなかっただろうけれど。その赤の他人がキュッと胸をつかまれるような手紙の数々。時を経てもこの世に遺る言葉があること、言葉に託された想いの強さを感じ、何度も目頭が熱くなりました。

  • アメフトファン さん

    戦争中の手紙が多く、改めて日本が二度と戦争を繰り返すべきでないと強く思いました。こうしている内にもウクライナやシリアなどで内戦が続いています。今はメールなどに変わっているのかもしれませんが、家族や恋人を想う気持ちは時代が変わっても国は違えど同じ。この本に掲載されている沢山の悲しい手紙が二度と出されないような努力を私たちはするべきなのですね。でもどうすれば良いかわからない。そんなもどかしさを感じた本でした。

  • torami さん

    手紙にまつわるエッセイ集。 小説とは異なる味わいがあった。 読み手となる人のみに向けて書かれた文章は、率直で真心にあふれている。とても美しいと思った。添えられたエッセイも興味深い。 読書会のために、現在「手紙本」強化中です!もしオススメがあれば教えてほしいです。(小説、書簡集、エッセイ、ハウツーなどなど)

  • ばんだねいっぺい さん

    手紙の短い言葉の裏に込められた万感の思いや人生模様が次々と紹介されてゆくしかけ。詩的なものもあれば、その置かれている状況描写だけで、深く伝わるものもあり、いろいろと思うことがあった。

  • jima さん

    100人を越す有名人たちの手紙の一節の紹介。田中正造の天皇への直訴の一文から始まり、室生犀星の堀辰雄への弔辞で終わる。

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梯久美子

ノンフィクション作家。1961(昭和36)年、熊本県生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社・のち新潮文庫)で2006(平成18)年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。16(平成2

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