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戦争の谺

川村湊

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560084632
ISBN 10 : 4560084637
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan

Content Description

民衆が捉えるべき「戦後」とは何か。追いやられた歴史のもう一つの断面を、あのときのさまざまな事象から探る。

目次 : 「トカトントン」と「ピカドン」―復興ヒロシマ論/ ああ、長崎の鐘が鳴る―復興ナガサキ論/ 沖縄のユーリー―敗戦後オキナワ論/ 「鬼畜米英」論/ 「八紘一宇」論/ 天皇と植民地の子供たち/ 天皇とセヴンティーン―天皇小説の周辺/ 国家は鎮魂することができない―「靖国の思想」批判/ ゴジラが来た!―“冷たい”核戦争/ 戦後文学者のアジア体験/ 事変下の“戦争文学”―戦争と文学の言説を検証する/ 軍旗と勲章

【著者紹介】
川村湊 : 1951年北海道網走市生まれ。1974年法政大学法学部卒。1980年「異様なるものをめぐって―徒然草論」で群像新人文学賞を受賞し、文芸評論を開始。以後『南洋・樺太の日本文学』(1995年、平林たい子文学賞)、『補陀落―観音信仰への旅』(2004年、伊藤整文学賞)、『牛頭天王と蘇民将来』(2008年、読売文学賞)など、数多くの著書を上梓。現在法政大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おさむ

    「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」。原爆慰霊碑文から抜け落ちた米国の戦争責任。原爆=神の摂理としたクリスチャン作家の永井隆。水爆大怪獣の性格が希薄化されたハリウッド版ゴジラ…戦後70年の今、見つめ直すべき話題が満載の論考集。大江健三郎の「沖縄ノート」の裁判や「セヴンティーン」の筆禍事件のように、歴史を修正したり表現の自由を脅かしたりする動きが再燃しそうな今日この頃。裏表を合わせた現代史の学び直しを自らに課したいと思います。

  • 風に吹かれて

    戦後70年の昨年刊。様々な形で発表したものと書き下ろしのもの計12本の文章を収録。著者は文芸評論家でもあるので、文芸作品を取り上げて論じたものも多いが、ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ、靖国神社やゴジラ(アメリカの水爆実験で生まれたゴジラの出自をハリウッド版はすり替えている)など、いろいろな文化事象や社会事象から聞こえてくる戦争の「谺」を探っている。注意深く耳を澄まさないと聞こえない「谺」もあるかも知れない。谷川俊太郎じゃないけど「みみをすます」ことは大切だ。

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