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瀬戸内の海賊 村上武吉の戦い 増補改訂版 新潮選書

山内譲

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106037771
ISBN 10 : 4106037777
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
山内譲 ,  

Content Description

群雄割拠の戦国時代、ルイス・フロイスが「日本最大の海賊」と呼び、信長、秀吉を翻弄した「村上海賊」能島村上家とその当主、村上武吉。周囲約八百メートル、激しい潮流に浮かぶ小島を根城に、瀬戸内を縦横無尽に駆け、支配した彼らは、いかに生き、戦ったのか?「海賊研究」の第一人者が、膨大な古文書と最新の調査から海の武将たちの実像を浮かび上がらせる。

目次 : 第1章 海賊の世界/ 第2章 能島村上家の成立/ 第3章 船いくさの日々/ 第4章 信長・秀吉との戦い/ 第5章 海上交通とのかかわり/ 第6章 海賊禁止令

【著者紹介】
山内譲 : 1948年、愛媛県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。愛媛県内の高校教員等を経て、松山大学法学部教授。日本中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MUNEKAZ

    村上武吉を中心に、能島村上水軍の興亡を描いた一冊。毛利家との繋がりが印象的な武吉だが、大友家との関係も深く、筑前を巡る毛利・大友の合戦では一時的に大友方についていたとは意外。しぶとく戦い抜いてきた村上水軍も、秀吉の海賊禁止令や関ケ原後の転封で、少しずつ苦境に立たされていく様はなかなか辛いものである。また近世に入り、村上氏の後裔が先祖を北畠顕家(村上源氏だ!)に求めて系図を作成していたのも興味深かった。巻末には作家の和田竜氏との対談が追加されている。

  • うしうし

    2005年刊の講談社選書メチェ版と比較すると、近年の研究成果を援用して、かなりの増訂がされているので、今はこの新潮選書版(2015年刊)を読むべし!!である。「村上海賊の娘」の著者である作家和田竜氏との対談が収録されているのも、一興である。対談では作家と研究者との立場の違いが読み取れて、興味深い。村上武吉について、研究者としての立場で詳細な概説がなされる。対談にもあるように、分からないことはわからないとする、ストイックな立場もすごく善い・・・・のである。

  • nakmas

    『村上海賊の娘』より先に読んでしまった。 これはこれで、史実を追いかけていて、 しかも読みやすい感じに作られていておもしろい。

  • hyena_no_papa

    感想は諸氏の仰る通りかと。素晴らしい。「あとがき」に曰く「ひとつひとつのできごとに史料的裏づけをきちんと取る」。この言に偽りなし。古文書など多くの史料を繰り出して憶測に奔らない堅実な語り口が絶品。歴史を語る王道なのだろう。252頁で「陸の論理」を注意しているのも是。これは十分に「大河ドラマ」になるのでは?視点はもちろん村上武吉。登場する戦国武将は信長・秀吉・家康・毛利一族など豪華キャストになる。しかし、これだけ壮大な海の歴史をドラマ化出来る脚本家が今の日本にいるのか?巻末の注や参考文献の列挙も疎かにせず。

  • 田舎っぺ狸

    宮窪町の村上海賊記念館で山内先生の講話を聴き,学芸員の案内で能島へ見学に行ったら,本の一冊くらいは読まないといけないので,買って読んだ。和田竜の小説は本屋大賞決定の前に読んでいた。山内謙先生のこの本を読んで,中世の瀬戸内海の実際の出来事を知ると,「村上海賊の娘」の登場人物が生き生きと脳内で像を結んで来て,動き回りだした。

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