全体的に響きが美しいアルバムとなっている。セクステットの楽器の持ち味が出ているといった感じになっている。 逆に「山中千尋ファン」としては、彼女が前面に出てくる機会が少なくて、残念なところもある。 それから、アルバムを全部通して聞くということに関しては、素晴らしい仕上がりになっているように思う。（ＬＰを知っている世代としては懐かしい曲の構成だ。）

最初から最後の曲まで通して聞きたくなる作品だと思います。 曲と曲のつながりを楽しむのもまたいいなと感じました。 曲のタイトルにもちひろさんのセンスの良さが表れているように、ベニー・グッドマンをちひろさんが表現するとこんなふうになるんだ、とその感性に魅了されるばかりです。

初めてのセクステット作品ということでかなり新鮮でした。 各楽器の良さを最大限に引き出しているアレンジも言うこと無しです。 ただ２曲目のドラムのリムショットがきつ過ぎるかなぁ…

今までのアルバムと違って、ちょっと懐かしさを感じるスイング感があります。でもいつもの疾走するピアノを期待する人にはちょっと物足りないかもしれません。 山中千尋ファンというではないジャズがなんとなく好きという方でも入りやすいと思います。 14曲も入ってお得です。

山中千尋ちゃんのかわいい、チャーミングな、ますます彼女の音楽が、好きになる彼女の演奏を味わえる最高のDVDです。

まずメイキングDVDから観た。アルバム１曲目のアクエリアン・メロディを中心に彼女のコンセプトがスタッフとのコラボでメンバー全員のものになっていく過程が見えるようで興味深い（小さい彼女と大男たちとのやりとりが面白い）。見おえてからCDを聴くと彼女の曲作りのうまさに感心する。不満をあえて言えば録音がいまいち。SHM-CDは音圧レベルを意識的に上げて製作しているのかどうか知らないがデジタル特有の混濁した音がうるさく気になった。折角の名演なのだからユニバーサルはDSD録音で収録してSACDで出すべきだろう。DVDの方が音がよかった。

前回のおとなしめのアルバムに対して、今回はパワー全開！一曲目のアクエリアン・メロディからすっかり魅了されました。ドラムのジーン・ジャクソンとの息もピッタリで、ライヴのパワフルな演奏を彷彿させます。

ギターを交えたトリオ演奏にしたのはオスカーへのオマージュならば当然の選択かと思う。紡ぎだされる音楽は完全に山中の世界だが、オスカーと彼の愛した音楽に対する彼女のリスペクトと愛情がストレートに伝わってくる心温まる作品だ。ファンのわがままを言わせてもらえば、もう２、３作ギタートリオのアルバムを作って欲しい。

最近の日本人女性ピアニストの活躍は本当にすごいですね〜。この曲目と言い、演奏と言い、本当に楽しめる内容です！アルバムジャケットがもっとジャズっぽい雰囲気だったら最高だったんですが。これからも山中千尋さんや、他の日本人アーティストに期待してます！

すごいアルバム！山中千尋の音楽が大好きです！上手な！百パーセント。