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私たちが好きだったこと 新潮文庫

Teru Miyamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101307121
ISBN 10 : 4101307121
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2005
Japan

Content Description

工業デザイナーを目ざす私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマンションで暮らすことになった四人は、共に夢を語り、励ましあい、二組の愛が生まれる。しかし、互いの幸せを願う優しい心根が苦しさの種をまき、エゴを捨てて得た究極の愛が貌を変えていく…。無償の青春を描く長編小説。

【著者紹介】
宮本輝 : 1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、’77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『優駿』(吉川英治文学賞)等、多くの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    宮本さんの作品は初期の頃から殆ど読んできたのですが、最近は「流転の海」シリーズをのぞいてはあまり読んでいません。この作品も未読でしたので読んでみようと手に取りました。この本では4人の若者たちが主人公となっているのですが、あまり周りにはいなさそうな人びとですがエンターテイメントとしてうまく料理されています。

  • takaichiro

    輝さん、こんな作風があるんだー。映画化もされているんですね。ひょんなことから男女4人の共同生活が始まる。普通に考えてもうまくいきそうにない。若い頃は他人が経験しないことに挑みたいと目の前の刺激に飛びつく。勢いが止まらない。一通り経験しないと静かに淡々と生きることも幸せだと気づかない。不安症の発作に悩む愛子を中心にバタバタ続き。彼女を愛した与志は冷静を装うもアタフタ。共同生活は2年間。静かな生活に戻り振り返った時「心根の綺麗だった自分の<気配>とは、簡単に訣別できないのでは」疑問形で終わるセンス。良いです!

  • chikara

    再読。シズカニ、シノゲルトオモウ。ロバの言葉は沁みました。男女4人が好きだった事とは無償の愛なのでしょうか。「お人好しとか世話好きといった次元を超えている。そう、私たちの命の傾向性なのだ。」命の傾向性とは・・・重く響く言葉でした。 様々な教訓や格言の詰まった素晴らしい物語でした。宮本輝氏に感謝。

  • i-miya

    2013.11.23(11/23)(初読)宮本輝著。 11/23 (カバー) 私=工業デザイナー志望、ロバ=写真家志望、昆虫が好き。 愛子=医者志望、不安神経症を克服する、耀子=美容師志望。 二組の愛。 互いの幸せ願うやさしい心根が苦しさの種まき。 エゴを捨てて得た究極の愛が貌を変えてゆく、無償の青春。 (解説=野沢尚) 映画化のための脚本、オファー、1996.02。 私たちって自分では気づいていないけど、人のために苦労するのが好きね。 

  • 巨峰

    昔映画で見た。愛子役は夏川結衣で綺麗なヌードだった。その後18年くらいたった今はじめて原作を読んだわけなんだけど、結構映画の内容覚えていた。映画もそんなに原作を変えてなかったのかも。1980年代はじめ。ひょんなことから公営住宅の一室で同居することとなった20代の4人の男女の許しあい労りあう生活を描く。でもきっとお互いに労り過ぎたんだよな。すぐに二組のカップルになったのに驚いたけど若者はみな肉食系であることをなんとなく強制されたそんな時代のお話

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