青い花

安房直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784338261388
ISBN 10 : 4338261382
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
32p;28

内容詳細

うら通りに、小さいかさやがありました。ほそいほそい雨のふる日、かさやは小さい女の子が、かきねにもたれて、ぽつんとたっているのをみつけました。女の子は、かさもささずに、とおくをみていました。

【著者紹介】
安房直子 : 1943年東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学時代から児童文学作品を発表し、やさしさあふれるファンタジーを書きつづけた。『風と木の歌』(実業之日本社)で小学館文学賞、『遠い野ばらの村』(筑摩書房)で野間児童文芸賞、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新美南吉児童文学賞を受賞。1993年没

南塚直子 : 1949年和歌山県に生まれる。ハンガリー国立美術大学で銅版画を学ぶ。銅版画の絵本に『キリンさん』(日本絵本賞受賞)(小峰書店)など。2013年京都嵯峨芸術大学の陶芸科に入学、陶板画を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れっつ さん

    『うさぎのくれたバレエシューズ』の作者コンビの絵本。懐かしいような色合いとタッチの銅版画は、優しく、でも淡々と紡がれるおはなしに寄り添って、とても心に残る仕上がりになっていた。真面目に堅実に傘の修繕の仕事をし、慎ましく暮らしていた若者の傘屋が、雨の季節に少女と出会い、少女のために心を尽くして傘を作ったことをきっかけに時代の奔流に飲まれ、生活も性格も変わっていくさまは、少女の思いと次第にズレていく痛みとなって胸に迫りくる。この少女の存在が、本当は何だったのか、結末だけでなく様々にイメージが膨らむ素敵な1冊!

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    タイトルからも、雨の中に立っている女の子の正体を連想してしまうのですが、その花紫陽花にピッタリのメルヘンだと思います。 傘屋さんの優しさ思いやりが、青い傘が次々に売れ始めたことによって慢心に変わり、自分を見失っていくところに、痛いほど現実感があります。 青い傘のブームをレモン色のブームに置き換えた、デパートの戦略にはがっかりしましたが、社会とはそんなものでしょう。 紫陽花は、大事なものを思い出させてくれるように、雨に濡れて美しいのでしょうか。 おじさんは、傘屋さんの気持ちになってしまいました。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    出版社のSNSで気になっていた。新着棚に戻ってきて。傘の修繕をこつこつとしていた青年。偶然出会った女の子に作ってあげた青い傘を多くの少女がほしがり、青年は修繕をやめて、傘づくりに専念することになる。そして……。青年はただ真面目に仕事をしていただけだと思うが、なんだか欲深い行動をしたように読めて、かわいそうな気がした。「真心をこめる」ことの大切さはわかるけれど。安房さんの作品は数冊しか読んでいないけれど、どれも少し独特な印象。南塚直子さんの絵は見事。銅版画って、こんな表現ができるんだといつも驚く。

  • そら さん

    ふしぎなお話。タイトルは「青い傘」じゃなくて「青い花」なんだ。どうしてお客は女の子ばかりなのか、、きっとアレの精霊なんだよね。10日たった後はレモン色。それも女の子ばっかりなのかな?また何かの精霊なのかな?はっきりとは書いてなくてそこがいいな。大人向け。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    訪問読み聞かせ。

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