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バンド論

奥野武範

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861528590
ISBN 10 : 4861528593
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

「バンドとは何か」
サカナクションの山口一郎さん、bonobosの蔡忠浩さん、くるりの岸田繁さん、サニーデイ・サービスの曽我部恵一さん、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさん、それぞれの答え。


バンドって、ふしぎだ。

ふだんは会ったりしないのに、もっと言えば、それほど仲が良さそうでもないのに、彼らが音を出し合えば、心がふるえて止まらなかったりする。
昨日ギターを買ったばかりの中学生が、「バンドを組んだ」というだけで、どこか、なぜだか、誇らしげな顔をする。
絶頂なのに、何かの理由であっさり解散して伝説になったりする。
ある瞬間にはダイヤモンドより硬く結合する反面、床に落とした消しゴムほどの衝撃で分解してしまいそうな脆さを孕んだ、人間の集合体。
「バンド」のその魅力、そのふしぎさとはいったい何なのか、という問いの答えを知るために、5つのバンドのフロントマンに尋ねたインタビューが1 冊の本になりました。

サカナクションの山口さんは「バンド」を植物園に例え、「個性が個性のまま活きる塊だけど、一歩引いて見たら、ひとつの世界が広がっている」というバンド観を。
bonobosの蔡さんは曲や歌詞を書いたり、つくった歌を歌ってる「理由」そのものが、「バンドだったから」であり、「バンド」が「歌を歌う」場所であることについて。
くるりの岸田さんは、さまざまに形を変えてきたくるりという音楽の集団の真ん中にあるずっと変わらないもの、「くるりがくるりでいること」について。
サニーデイ・サービスの曽我部さんは「バンド」というものの原点である「スリーピースの無限の可能性」を。
そして、ザ・クロマニヨンズのヒロトさんはいまだに憧れている「バンド」への思いと、「ロックンロールとは何か」について。
5人がそれぞれに「バンド」への思いを大いに語っています。

巻頭と巻末には本書のために「バンド」をテーマに書き下ろされた、燃え殻さんによるエッセイと、今日マチ子さんによる短編マンガが花を添えます。

「バンド」経験のあるなしにかかわらず、少し体が熱くなるような、ピュアでストレートな音楽賛歌。

Content Description

【コンテンツ一覧】

サカナの泳ぐ植物園。
山口一郎にとってバンドとは何か
―サカナクション 山口一郎

歌う理由、歌う場所。
蔡忠浩にとってバンドとは何か
―bonobos 蔡忠浩

くるり感?
岸田繁にとってバンドとは何か
―くるり 岸田繁

全身全霊バンド、一生懸命ロック。
曽我部恵一にとってバンドとは何か
―サニーデイ・サービス 曽我部恵一

甲本ヒロトは、こう言った。
ロックンロールについて教えてくれた51分54秒
―ザ・クロマニヨンズ 甲本ヒロト

★バンドをテーマにした書き下ろしコンテンツを収録!
イントロエッセイ: 燃え殻 『暗闇から爆音』
アウトロ短編マンガ: 今日マチ子 『ホームタウン』


《著者情報》
山口 一郎(ヤマグチイチロウ)
2007年に「サカナクション」としてメジャーデビュー。文学的な言語感覚で表現される歌詞と、幅広い楽曲のアプローチは新作をリリースするたびに注目が集まり、第64回NHK紅白歌合戦に出場、第39回日本アカデミー賞にて最優秀音楽賞をロックバンドとして初受賞するなど、その活動は高く評価されている。
2020年8月にはバンド初のオンラインライブを実施し、2日間で6万人の視聴者を集め話題となった。

蔡 忠浩(サイチュンホ)
2001年に結成された「bonobos」のボーカリスト/ギタリストで作詞曲担当。蔡の作曲センスと音楽的探究心から生み出される楽曲を、バンドの圧倒的な演奏力と伸びやかなボーカルが奏でることにより、唯一無二のポップ・ミュージックとして国内外のリスナーから高く評価され続けている。ここ数年はバンドやソロ活動の枠を越え、舞台の音楽監督や映像への音楽提供なども行う。

岸田 繁(キシダシゲル)
1996年に立命館大学(京都市北区)の音楽サークル「ロック・コミューン」にて結成されたロックバンド「くるり」のボーカリスト/ギタリスト。1998年にシングル『東京』でメジャーデビュー。代表作は『ばらの花』『Remember me』など。ソロ名義では映画音楽のほか、管弦楽作品や電子音楽作品なども手掛ける。

曽我部 恵一(ソカベケイイチ)
1990年代初頭より「サニーデイ・サービス」のボーカリスト/ギタリストとして活動を始める。1995年にファーストアルバム『若者たち』を発表。70年代の日本のフォーク/ロックを90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。2001年にシングル『ギター』でソロデビュー。2004年に自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。以後、「サニーデイ・サービス」/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。

甲本 ヒロト(コウモトヒロト)
2006年7月の『出現』以来、精力的に活動を続けている「ザ・クロマニヨンズ」のボーカリスト。過去、「ザ・クロマニヨンズ」のギタリスト・真島昌利とともに、「ザ・ブルーハーツ」「ザ・ハイロウズ」としても大活躍。一般のファンだけでなく、多くのミュージシャンからも熱狂的な支持を受けている。

奥野 武範(オクノタケノリ)
1976年、群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社宝島社にて雑誌編集者として勤務後、2005年に東京糸井重里事務所(当時。現在の株式会社ほぼ日)に入社。2023年で創刊25年、毎日更新を続けるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の編集部に所属。主にインタビュー記事をつくっている。ときどきポップデュオ「レ・ロマネスク」のライブ・コンサートでギター係をつとめることがある。企画・構成・文を担当した書籍に『インタビューというより、おしゃべり』(星海社)、『世界を見に行く』(石川直樹・著/リトルモア)、『レ・ロマネスクTOBIのひどい目。』(レ・ロマネスクTOBI・著/青幻舎)がある。他に、はたらく人たちの悩みに33名の著名人が答えた『33の悩みと答えの深い森。』(青幻舎)、14人の編集者にインタビューした『編集とは何か。』(星海社)など。

【著者紹介】
奥野武範 : ほぼ日刊イトイ新聞。1976年、群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社宝島社にて雑誌編集者として勤務後、2005年に東京糸井重里事務所(当時。現在の株式会社ほぼ日)に入社。2023年で創刊25年、毎日更新を続けるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の編集部に所属。主にインタビュー記事をつくっている。ときどきポップデュオ「レ・ロマネスク」のライブ・コンサートでギター係をつとめることがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ムッネニーク

    72冊目『バンド論』〈山口一郎(サカナクション)/蔡忠浩(bonobos)/岸田繁(くるり)/曽我部恵一(サニーデイ・サービス)/甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) 著、2023年2月、青幻舎〉 真摯に”バンド”と向き合い続ける五人のフロントマンの証言をまとめたインタビュー集。各人バンドの捉え方は違うが、その音楽を愛する気持ちには胸が熱くなる。 燃え殻によるエッセイ、今日マチ子による短編漫画も収録。 「何をしていいかわからなくなったとき、どうしていいかわからなくなったとき、ぼくは、一生懸命、歌う」

  • くさてる

    知っている人も知らない人もいたけれど、みなそれぞれの視点から「バンド」を語る、その緻密さと熱が面白かった。でもやっぱり甲本ヒロトがいちばん好き。

  • チガ

    バンドとは何か?と5人のフロントマンに問いかける。このインタビューをみて聞いてみたバンドがありましたが、良いバンドに出会えました。それぞれバンドへの想いを感じることができる一冊。

  • nobu23

    バンドのフロントマンにバンド論をインタビューしたもの。サカナクション、bonobos、くるり、サニーデイ、クロマニョンズとバラエティ豊か。

  • saiikitogohu

    【詩という表現の形態では、すべてを説明し切らず、あいまいな状態をキープしたままで、感情を表すことができる】16【輪郭線は、正気の証】69【ゼロから1が生まれるというときに、そこにいる人間だけで、一気に、一つの音楽を生み出している感じ。それはすごくバンドならではですね】105【みんな、答えの先を見つけようとしすぎてるよ】216【おれはやりたいことをやる。ぶちかますぜ。最高に楽しんでやる。…そういうのが見たいんだ。…勝手に見て、勝手に勇気づけられる】235

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