邪魔 下 講談社文庫

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065226131
ISBN 10 : 4065226139
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
追加情報
:
416p;15

内容詳細

夫への疑念が深まり、いたたまれない恭子は、仲間に誘われた会社との「団体交渉」にのめりこんでゆく。放火の容疑者を追う九野は、容疑を確信しつつ逮捕にこぎつけられない。心がぎりぎりまで追い詰められた二人の中で、何かがついに決壊する―。日常に潜む極限状況を鮮明に描く傑作。大藪春彦賞受賞作。

【著者紹介】
奥田英朗 : 1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。第2作『最悪』がベストセラーとなる。続く『邪魔』が大藪春彦賞を受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    下巻に入り、九野と恭子の状況はさらに悪化する。恭子の夫は 本当に 放火をしたのか? 瀬戸際に追い込まれた主婦恭子の肝の据わり方が潔い…ギリギリまで 追い詰められた二人の心が決壊する様が、丹念に描かれる…そんな 心理小説だった。

  • 金吾 さん

    ○主人公二人がどんどん狂乱の世界に入っていく様を怒涛の勢いで読んでしまった感じです。(花村刑事は最初から狂乱してます) 裕輔たちも含め歯車が狂っていくのがよく伝わりました。

  • つぐみん さん

    上下巻の長編。放火事件をきっかけに、夫婦の人生がどんどん堕ちて行く。パートタイムの問題、いじめ、警察の思惑…さまざまなものが絡み合って、たった一つの事件が複数の事件を生み出す。そして転落していく人生。なぜこうも悪い方にいってしまうのだろう、と後半は苦しくなった。それなのに、ラストはなんか呆気なく終わってしまった印象。登場人物たちのその後が全く予想できない終わり方だった。

  • てんてん  さん

    ★★★★4.5  単行本で読了。誰が誰にとって邪魔なのか、考えてみたら邪魔者だらけ。恭子にとって、とうとう夫が邪魔者に。でも恭子さん、結局こどもたちまで邪魔ってことになってしまったんじゃないの。がんばる恭子さんを結構応援してたんだけどな。結末は破滅的でした。やっぱり面白い奥田作品デス。

  • myunclek さん

    ようやく完読しました。決して面白く無かったわけじゃありません。最近は、少し韓ドラにハマって読書時間が激減してました(^^)やり場の無い怒りや、泥沼から足が抜け無いような絶望感。まさに観ている韓ドラのストーリーに重なりました。ラストに少しだけ希望が見えたのが救いでした。

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治

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