想いの軌跡 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181431
ISBN 10 : 4101181438
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
465p;16

内容詳細

地中海はインターネットでは絶対にわからない。陽光を浴び、風に吹かれ、大気を胸深く吸う必要がある―。単身ヨーロッパに渡り、思わぬきっかけで作家デビューを果たして半世紀。歴史的大ヒット作となった『ローマ人の物語』誕生秘話から、日々の暮らし・ライフスタイル、忘れがたき友人たちへの想い、遙かな地より祖国に宛てた手紙、仕事術まで。折々に綴った珠玉のエッセイ、その集大成。

目次 : 第1章 地中海に生きる(地中海へようこそ/ 脚にも表情はある! ほか)/ 第2章 日本人を外から見ると(日本人・このおかしなおかしな親切/ おとなになること ほか)/ 第3章 ローマ、わが愛(都市物語ローマ/ ティベリウス帝の肖像 ほか)/ 第4章 忘れ得ぬ人びと(拝啓マキアヴェッリ様/ 高坂正堯は、なぜ衰亡を論じたのか ほか)/ 第5章 仕事の周辺(偽物づくりの告白/ 鴎外が書き遺さなかったこと ほか)

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    『ローマ人の物語』第1巻を途中リタイアして以来かもしれない。以来、読みこなせなかった作家さんとして敷居高く、読メ上でも『ローマ人』を着々と読んでらっしゃる読み友さんいらっしゃると、それだけで一目置いてしまうほど。今作は編集さんが国会図書館でかき集めて来た(ものすごい労力だと思う)という、本にはならなかったエッセイを纏めたもの。エッセイといっても、交友関係にヴィスコンティやら高坂正堯やらが出てくる時点で、すでに雲上の女性。改めて、ヨーロッパ史(名前で挫折しがち…)を学び直したい、と感じた。

  • KAZOO さん

    これは塩野さんのさまざまなメディアに発表されたものを担当の編集者が見つけてきてお膳立てをしてくれたようで、塩野さんも自分の印税はやすくしてもいいということで400ページを越える本で値段もお得な感じです。1970年代から最近までのさまざまなエッセイなどで、結構サッカーにも興味を持っていらっしゃったり、法王を選ぶコンクラーベについてのものが興味深く読ませてもらいました。普段着の塩野さんを知ることができます。

  • 優希 さん

    塩野さんの普段着の姿が見えたようでした。単身ヨーロッパに渡り、そこから想う徒然から、塩野作品に引き込まれる理由がわかったような気がします。

  • nemuro さん

    いつだったか、日本の高校生たちに講義している番組を偶然観た(たぶんNHK)。まさに歯に衣を着せぬ物言いが小気味良く、世代間のギャップも感じさせない姿を見てから、俄かに興味が湧いてきた作家である。『ローマ人の物語』をはじめ壮大な作品が多いらしく、まずはエッセイ集からと読んでみた。タイトルにもあるとおり「1975年〜2013年」の間、『文藝春秋』などの各誌に掲載されたエッセイ(というのか随想)が5つの章にまとめられていて、なかなかの読み応え。長くイタリアに住んで外から日本を憂うる想いがヒシヒシと伝わってくる。

  • 金吾 さん

    ○歯に衣着せぬエッセイです。範囲が幅広くまた経験や思考を裏付けとした視点は気付かされない部分もあり良かったです。「イタリアの旅、春夏秋冬」「祝辞」「追悼、高坂正堯」「信長の悪魔的な魅力」が特に良かったです。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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