小説 イタリア・ルネサンス 2 フィレンツェ 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181226
ISBN 10 : 4101181225
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
374p;16

内容詳細

公職追放処分となったマルコは心機一転、フィレンツェへと旅に出る。しかしメディチ家が善政を敷いたかつての「花の都」は、いまや皇帝カルロスを後ろ盾にしたメディチ家の庶流アレッサンドロの独裁する傀儡国家へと堕していた。マルコはカルロスの間諜だった恋人オリンピアと再会を果たしたが、二人はメディチ家の泥沼の内部抗争に深く巻き込まれていくのだった。

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。’93年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    昨日の一巻に続いて本日は第二巻、フィレンツェです。本巻は、権謀術数の渦巻く、かつての「花の都」が舞台でした。いつか未踏のフィレンツェを訪れてみたい。続いて、直ぐ三巻ローマを読みたいですが、年内はギリギリかも知れません。トータルの感想は、全四巻読了後に。 https://www.shinchosha.co.jp/book/118122/

  • 優希 さん

    面白かったです。公職追放処分となったマルコが見たフィレンツェは「花の都」ではなくメディチ家の独裁国家になっていました。かつての色彩の失せた街ほど恐ろしいものはないと思わされます。メディチ家の内部攪乱に巻き込まれていくマルコ。泥沼の歴史劇が詰まっている物語だと感じました。

  • パトラッシュ さん

    マルコは第1巻のトルコに続き第2巻ではフィレンツェを旅し、共和国ヴェネツィアとは全く異なる専制君主国における政治家たちの動向を目撃する。絶対君主の機嫌に生殺与奪が左右される宮廷で陰謀が発生するドラマの渦中に、マルコと愛人オリンピアは思わぬ形で関わっていく。しかし本編の実質的な主役は老練な政治家ヴェットーリであり、さりげない雑談やマキアヴェッリを巡るマルコとの対話を通じてロレンツィーノに大公暗殺を決意させていくプロセスは見事だ。オリンピアがスペインの間諜なのも承知していた彼こそ、黒幕と呼ぶにふさわしい男か。

  • 信兵衛 さん

    老練な政治家でもあるフランチェスコ・ヴェットーリが、マルコ相手に披露する政治体制論が興味深くかつ面白く、一聴の価値あり、です。

  • 鐵太郎 さん

    前回のお話でヴェネツィアより公職追放の処分となったマルコ・ダンドロは、フィレンツェに向かいます。いずれ復帰が許されれば否応なしに祖国の国政に参加する事になることを思うと、世捨て人の立場とはいえイタリアの中でヴェネツィアと対極的な政治体制にあるフィレンツェを見るのも悪くはないかな、と。そこで見たのは、かつての栄光を失って衰亡しつつある、メディチ家の支配が続く古都。暴君と呼ばれる領主アレッサンドロと、その忠実な遊び相手である血族のロレンツィーノの間柄とは何だったのか。傍観者としてマルコは何を見たのか。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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