イタリア遺聞 新潮文庫 改版

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181080
ISBN 10 : 410118108X
フォーマット
出版社
発行年月
1994年03月
日本
追加情報
:
16cm,286p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • U さん

    『イタリアからの手紙』の延長で手にとりました。イタリアを身近に感じられるエッセイ集で『イタリアからの手紙』よりも専門的というか、一段深いような雰囲気がしました。「ゴンドラの話」が印象的だったほか、興奮した塩野さんの描写に興奮した「家探し騒動の巻」、結局指輪を四つも買っちゃったという「宝石と宝飾」などもよかったです。

  • エドワード さん

    イタリアは、もちろんサミットにも参加する先進国で、工業も農業も芸術も超一流の国。しかし、合理的な資本主義の国、イギリスやドイツとは違う面白さがある。無秩序の魅力というべきか。歴史が現代に息づく風景、地中海の日差し。塩野さんが心惹かれるイタリアのあれこれ。地名、人名の不思議、聖遺物、聖地巡礼、魅力的な人物たち。ヴェネツィアとフィレンツェが中心だが、ギリシャやトルコへも話が及び興味がつきることがない。フランスワインなんて全然ダメよ、とおっしゃる塩野さん。高所恐怖症で城壁や塔が苦手というのには笑った。

  • たんかれ〜 さん

    30遍のエッセイ。肩肘張らず楽に読めてとても面白いです。解説にある通り贅沢な教養という感じ。「海の都の物語」や海戦三部作を書いた頃なのかもしれませんが、ヴェネツィア礼賛は塩野さんらしい。

  • tama さん

    図書館本 塩野さんシリーズ 大当たりでした!いやもうひたすら面白い。結構笑わせてくれる人なんだね。3話のジョルジュ・サンドなんかに負けてないぞ話とか、12話でコンスタンチノープルの陥落を書いたのはそのせいだったの!?とか、18話の「大衆受けする聖地聖遺物」とか、酒飲みながら読んでて何度も吹きそうになりました。

  • きりぱい さん

    ヴェネツィアのゴンドラはなぜ黒しかないのか、『ベニスの商人』で金が返せなくなったアントニオは商人としてありなのか、ハレムに存在したフランス人女性は実はあのナポレオンの・・と、歴史外伝のようなエピソードが耳新しく面白い。ヴェネツィア共和国の話が多いけれど、外交関係、芸術、覇者談義など範疇は広く、ハレムにまつわる話や宝石の項とか好きだなあ。エッセイでありながら、その国の文書を紐解かなければ知り得ないような深く斬り込んだエピソードは、学ぶ楽しさもあって、普通の薄さの文庫なのに情報量が厚い。

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人物・団体紹介

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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