ダブル・トライ

堂場瞬一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065194867
ISBN 10 : 4065194865
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
356p;19

内容詳細

2018年、陸上日本選手権。ある選手の活躍が、観客を魅了する。7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡―。前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムに駆け上がっていく。一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。長年取材し続けた著者だからこそ到達した、スポーツの「本質」がここにある。

【著者紹介】
堂場瞬一 : 1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    2020年、東京で再び開催されるオリンピックを前に、神崎は円盤投と七人制ラグビー、二つの種目で出場を狙っていた。いわゆる「二刀流」である。二刀流で思い出すのが、わたしが渡米した当時活躍していた、NFLとMLBのディオン・サンダース。両リーグで?先発?当時の日本ではまったく社会的認識がなかったわけだ。今作ではオリンピックを中心にスポーツ業界の金の流れや思惑(選手を無視した)が読めるのもキー。引退を目前にした秋野が、神崎を熱く指導するシーンにはヤられた。果たして日本で「二刀流」が市民権を得る日はくるのか。

  • 旅するランナー さん

    7人制ラグビーと円盤投げの二刀流でオリンピック出場を目指す神崎選手を通して、アマチュアスポーツ選手の立ち位置、スポーツ産業のあり方を問います。マイナー競技のパフォーマンスを描きながら、その臨場感や見所を描き出す作者の思い切ったトライを称賛します。そして、最後までナイストライな興奮に包まれる、大変良くできたスポーツ小説になってます。

  • いつでも母さん さん

    アマチュアスポーツとプロスポーツの線引きが難しくなったのはいつ頃からだろう。お金の心配なくスポーツに打ち込める人間はどれ程いる?生きてるだけでお金は掛かる。好きだけでスポーツは出来ないのは現実だ。今作の堂場さんはオリンピックに向けて7人制ラグビーと円盤投の二刀流だ。この男・神崎は恵まれていると同時に純粋なのがいい。もう一人円盤投を引っ張ってきた秋野との関係も好かった。競技だけでなく、スポンサー企業の思惑を絡めて熱い人間ドラマに仕立ててあり面白く読んだ。

  • ウッディ さん

    7人制ラグビーと円盤投げの二刀流で東京五輪出場を狙う神崎、そんなマスコミの注目を集めるアスリートとスポンサー契約を結びたいスポーツ用品メーカー営業の岩谷、二人の想いは交わるのか?金と名誉、プロとアマチュアなど、アスリートの人生観や生き方、年齢による体の衰えなど、スポーツの本質を問う内容は面白かったが、著者が7人制ラグビーと円盤投げという馴染みの薄い競技を選んだが理由がわからず、神崎が師匠と仰ぐベテラン秋野の復活というラストは感動的だった一方、何故復活できたのかという謎は明らかにされず、少し消化不良でした。

  • ゆみねこ さん

    面白かった〜!コロナ騒動が無く、順調にオリンピックを目前にしている時に読めたらもっと良かったのだけど、それを別にしても7人制ラグビーと陸上円盤投げの二刀流で東京オリンピックを目指す神崎真守に魅力あり。そしてスポンサー契約を狙う新興スポーツ用品メーカーや円盤投げのベテラン・秋山。スポーツの魅力満載の名作でした。チームの山城登場も思わずニヤリ。

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堂場瞬一

1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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