基本情報
内容詳細
生命の秘密をにぎるマンダラの中心部へと、熊楠を導いたもの―粘菌と森。植物学論文、南方二書、そして神社と森を無残に破壊した神社合祀令に反対する意見書などより、熊楠が見た生命の本質を追う。東アジア的な生命論から出発して未踏のエコロジー思想の存在を予告した熊楠は、いまなお私たちの前方を歩んでいる。
目次 : 第1部 謎としての生命―植物学論文集成(フィラデルフィアの顕微鏡/ 粘菌、動植物いずれともつかぬ奇態の生物/ 粘菌の神秘/ 粘菌の形態学/ 粘菌の複合 ほか)/ 第2部 森と政治(菌類学より見たる田辺及台場公園保存論/ 南方二書(松村任三宛書簡)/ 神社合祀に関する意見(白井光太郎宛書簡))
【著者紹介】
南方熊楠 : 1867‐1941年。和歌山生まれ。博物学者、生物学者、民俗学者。大学予備門中退後、米英に留学、大英博物館に籍を置く。帰国後、田辺で粘菌の採取研究や民俗学に力を注いだ。博覧強記の人として知られる
中沢新一 : 1950年、山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長。思想家、人類学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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やいっち さん
読了日:2016/03/26
roughfractus02 さん
読了日:2022/12/01
記憶喪失した男 さん
読了日:2018/08/08
itsumiKshi さん
読了日:2021/11/09
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