ヴェネツィアの仮面カーニヴァル 海に浮く都の光と陰

勝又洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784784517305
ISBN 10 : 4784517308
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
222p;19

内容詳細

目次 : 序章 ファッショナブルな仮面の祝祭/ 第1章 仮面とカーニヴァルの起源/ 第2章 仮装と祝祭の原風景/ 第3章 古典世界との出会い―十字軍遠征の派生現象/ 第4章 祝祭と見世物―聖餐儀礼・舞踏・仮面行列/ 第5章 ヴェネツィアの仮面カーニヴァル―物語空間の演出と仮面の役割/ 終章 海に浮く都の光と陰

【著者紹介】
勝又洋子 : 東京電機大学教授。博士(学術)。専門は演劇論。ヴェネツィアの仮面カーニヴァルの演劇性に触発され、ヨーロッパの仮面に関する研究論文を多数発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rinakko さん

    面白い。劇場型都市ヴェネツィアの、近代的なカーニヴァルが成立するまでの歴史的背景、ヴェネツィア人の演劇的感性はどんな事情から生まれたのか…など。古代ギリシャのディオニューソス祭りに起源を遡るカーニヴァルが、海運国としての強さを示す祭典へと変わり豊穣感謝から離れていく経緯。爛熟期に展開した仮面文化では、仮面は人々の日常でもう一つの顔となった。「海との結婚」というヴァーチャルな物語を持ち、非日常を可視化するヴェネツィア…。そしてペストの恐怖に晒されるなど、交易都市ならではの負の歴史においても仮面は役割を担った

  • rinakko さん

    再読。「海との結婚」というヴァーチャルな物語を持ち、非日常を可視化するヴェネツィア。“この都市の空間は計算された、劇場設計のような構成で配置されている。随所に舞台装置が組み込まれたような巧みな仕掛けをほどこし、何よりも旅人に驚きを与える。(略)J・W・フォン・ゲーテが指摘するように、この都市特有の演劇的な感性の在りかは、海に浮く都にある。” “特にバウタとモレッタ、コメンディア・デッラルテの演劇の仮面、そして医者がペストを診察する際に日常用いた仮面などは、ヴェネツィア社会の光と影を可視化している。”

  • しゃむ・しゃむ さん

    演劇論の専門家から見たヴェネツィアのカーニバル。劇場型都市、ってなかなかのパワーワード。面白かった。

  • 灘子 さん

    ディズニー作った人は自分をヴェネツィアの人々と重ね合わせてたんじゃないか。おもしろいんだと思うけど知識なさ過ぎてよくわからなかった。マスクの部分の話を中心に知りたかったかも。『海との結婚』国家の儀式とも関わる文化政策。古代ギリシア、十字軍。 「東洋のマスクロード」野村万之丞

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