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恐怖箱 霊山(仮)竹書房怪談文庫

加藤一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801931640
ISBN 10 : 4801931642
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

山に神あり、異形あり。猟師や登山者が山で遭遇した怪異を集めた恐ろしくも不思議な実話怪談集。一族三代が山で聞いた奇妙な声。曾祖父がサンジンと呼ぶ謎の一家の正体は…「山の声」、かつて呪い屋が儀式を行った忌山。そこには立ち入ると死ぬスポットが…「持山」、山の洞窟で遭遇した不気味な老婆。老婆に名前を呼ばれた少年は返事をせずに逃げ帰るが…「呼ぶ山」、同じ場所に何度も出没するテント。中にはいつも犬の死骸が…「青いテント」、突然山の景色が一変する怪異。季節外れのフキノトウに禍々しいものを感じた猟師は…「フキノトウ」他、圧倒的畏怖と不思議に魅了される全33話!

目次 : 山びこ(加藤一)/ 飛騨の警察医(おがぴー)/ ハナタケ(松本エムザ)/ 一休み(高田公太)/ 山にすむもの(橘百花)/ 重い荷物(つくね乱蔵)/ 山の声―奇譚ルポルタージュ(久田樹生)/ 猛進(橘百花)/ いる!(高田公太)/ 奥羽山脈の祠(斉木京)〔ほか〕

【著者紹介】
加藤一著 : 1967年静岡県生まれ。老舗実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超‐1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル「恐怖箱」シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    実話怪談集。共通のテーマで語られている本シリーズ、今回のお題は山。という事でたまに山に行く自分としては、大いに期待しつつ読む。アンソロジーらしく玉石混交ながら、今回はテーマがテーマだけにどこか牧歌的な民話的な内容が目に付く気がする。ただその中にとても嫌なものが含まれているのは、読んでいて嬉しいけど。安心のつくね乱蔵「クサイチゴ」とか内藤駆「青いテント」若本衣織「フキノトウ」や久田樹生の奇譚ルポタージュ等はその最たるものだし。山が古来より懐かしく禍々しい異界であるという事を思い出させてくれる一冊でした。

  • ネムコ

    山怪談の第一人者でお気に入りの安曇潤平氏が参加していないのは残念だけど、バラエティー豊かな山を舞台にした怪談はとても楽しめました。こういう、一つのテーマで怪談の猛者たちが話を持ち寄る本も良いですね💕

  • てつJapan

    【良かった】山怪談につきものの、人間を罠にかけるように誘い込むもの、禁足地の話は面白いです。面白い/普通の話のふり幅が大きく、後半にかけて面白い話が増えたように思います。

  • micky

    超短編集、3行の話もあった・・・山に関係する怪談となっているが、いまひとつ登山とはあまり関係ない話ばかり

  • 柊よつか

    山がテーマの実話怪談集。山は異界としての畏怖が強く近寄り難い。だが興味はあり遠くから見つめたい対象だ。海も同様。巻末で複数の書き手が似た思いらしくクスリとした。どちらにも得体の知れないナニカが居るが、山のそれは〈原初〉で、海のそれは〈成れの果て〉の傾向があると思う。特に印象的な話は、不可解な痕跡「飛騨の警察医」、続報を聞きたい「奇譚ルポタージュ」、傍観者が当事者にされそうな瞬間「山の道」、勝手に忌み地を造られる「持山」、あちら側からの好意がこちら側の幸福なのか考えてしまう「幸福な山」「二つの道」等。

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