「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき

保阪正康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065293744
ISBN 10 : 406529374X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
追加情報
:
282p;19

内容詳細

世界が大きく揺らぎ始めた!明治維新から終戦まで77年。そして終戦から77年後の2022年、再び暴力が支配しはじめた世界。「瀬戸際」の今こそ、過去の歴史に学ばなければいけない。

目次 : 第1章 プーチンの背信―ウクライナ侵攻の真相(第2次世界大戦の秘密協定/ スターリンを真似るプーチン/ 自省なき社会主義体制/ 危機下の危険なリーダー)/ 第2章 ヒトラーの正体―独裁者の栄光と末路(ヒトラーが恐れ怯えたもの/ ヒトラーが登場した必然性とは?/ スターリンとヒトラーに共通するもの/ ムッソリーニの最期)/ 第3章 終戦・占領下の悲劇―シベリア、そしてマッカーサー(論議を呼ぶ「無条件降伏」/ ソ連の背信行為/ 極寒のシベリアへ連行/ 知られざるインディギルカ号事件/ 明治政府とロシア革命に共通する「人権無視」/ 最高権力者マッカーサーと日本国民/ 真相箱が伝えた「真相」)/ 第4章 指導者たちの真価―歴史登場者の行方(伊藤博文の変貌/ 蒋介石の次男、蒋緯国の名言/ 石原莞爾と東條英機との死闘/ 東條英機の暗殺計画)/ 終章 裏切られた者たち―戦争の実相と庶民の抵抗(庶民の感情の歪み/ 戦争は人を変える)

【著者紹介】
保阪正康 : 1939年北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』(角川書店刊)で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により、第52回菊池寛賞を受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房刊)で第30回和辻哲郎文化賞を受賞。膨大な数の証言取材に基づいた近現代史の実証的研究において、高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    プーチンの話は面白かったですが、やはり相変わらずの根拠を示さない自分の考えの連呼の部分もありました。ただ一つの見方として参考にはなります。

  • サラダボウル さん

    2022年8月刊。題名や表紙は怖しいけれど、字が大きく一般の人が読みやすい文章で助かる。内容も、素人がわかるように説明してくれる。まずはウクライナ戦争。ロシアは20世紀の敗戦体験が希薄であったこと等を指摘。プーチンのスターリン志向、誤算、今後。ヒトラーについて。日本の戦時下、戦後のGHQ、また国民の動向等。読み進むにつれ、内容は多岐にわたっていく。軍を作れば軍人を育成する。軍人を育てるには時間と予算がいる。その軍人を失わせないため、ろくに訓練を受けない若者が優先的に特攻となった。戦争は人間性を失わせる。

  • mura さん

    戦前生まれの保坂さん、終戦時は6歳だけど、もう戦争中のことを語れる人も少なくなってきた。こういう人たちがいなくなった後の日本の行く末が恐ろしい。以前は強い日本の復活を望んでていた自分だが、なんだか戦前の横暴な軍部の台頭する日本が本当に良かったのか疑問がでてきた。ただこの本でロシア悪、ウクライナ善と単純な分け方はそこらのステレオタイプの日本マスコミと同じなのは「あなたもか?」と思ってしまった。

  • Kiku さん

    全体的に戦争に至る背景を色々な事象になぞらえて示している。ウクライナへのロシア侵略に端を発し、プーチンの思想、背後にあるスターリン独裁政権下の歴史、それと双璧をなすヒトラーの思考回路、日本を第二次世界大戦に導いた軍人の振る舞いを解説している。この本の出版後にイスラエルのガザ侵攻が起きており、ますます歴史は繰り返させているとの思いが強くなった。

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