“危機”の正体

佐藤優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065174340
ISBN 10 : 4065174341
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;19

内容詳細

貪欲な新自由主義の果てに、世界を支配するものは何か?同時多発テロ/オウム真理教/官僚の不正/トランプ現象/北朝鮮の脅威…現代の危機を神学の知恵で読み解き、“希望への処方箋”を提示する。

目次 : 1 見えない危機の到来(危機の時代と一神教/ 終末論の視点で世界を見る ほか)/ 2 資本主義の暴走(「マモン」が支配する時代/ アメリカの正体とは何か ほか)/ 3 国家の本質(タブーとなった「国体」論/ 民族の「打ちこわしがたい本質」 ほか)/ 4 格差社会を超えて(「国家」から「社会」へ/ 新自由主義的な価値観が生む絶望 ほか)

【著者紹介】
佐藤優 : 1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で鮮烈なデビューを飾り、翌2006年の『自壊する帝国』で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞

富岡幸一郎 : 1957年東京都生まれ。文芸評論家、関東学院大学国際文化学部比較文化学科教授、鎌倉文学館館長。中央大学文学部仏文科卒業。1979年、「意識の暗室 埴谷雄高と三島由紀夫」で第二二回群像新人文学賞評論優秀作受賞。西部邁の個人誌「発言者」と後継誌「表現者」に参加し、「表現者」編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 元よしだ さん

    なんと白井 聡『国体論』について言及 弱さは私からみると二つある 一つ目は国体の本義。戦前の国体論をきちんと論じていない二つ目は戦前の国体論とキリスト教の文脈、戦後の国体におけるキリスト教の土着化の問題、その二つに関する視座がない ↑なるほど積読の白井さん本読んでみます

  • Happy Like a Honeybee さん

    人間は神について語ることはできない。しかしたとえ不可能だとしても、人間は神について語ざるをえない(バルト) そうか。 現代日本外交問題はウエストファリア条約と宗教改革に端を発していたのか…。 マックスウェーバーが拝金主義者を末人と非難するも、東大生が投資会社に就職するなどマモニズムと化している。 魚は頭から腐る法則。 資本主義の暴走と格差社会の到来、宗教に通暁している人たちは独自の視点を持っている。

  • 元よしだ さん

    これはおもしろい!! 対談の内容もですが 語注も次々ときになるものが…。 そしてなにより 富岡幸一郎さんを 知れてよかったです 『カール・バルト』?!?

  • ぽー さん

    文芸評論家で保守の論客でありながら佐藤優がこだわるスイスの神学者「カール・バルト」についての本も出版した事のある富岡幸一郎との対談。佐藤優がムショ帰りの頃からのつきあいとか。危機と宗教の関連で村上春樹の「ねじまき鳥」に触れられていたりして幅広い。

  • 佐藤光弘 さん

    「知の巨人」佐藤優氏が選んだのが、文芸評論家で鎌倉文学館館長の富岡幸一郎氏。縦横無尽の対談が繰り広げられていく。 難解な問題の本質を鋭く捉える。 傍観者でなく、当事者としてどうあるべきか、どうすべきかを考え抜く。 「今回、私たちは、小説を読み解くことで、現下の危機について語るというアプローチを取った」(「まえがき」より) その上で「急ぎつつ、待つ」ことの重要性への理解を求める。 その意義が実感として身につく感じがした。 他人なれども、語らいぬれば命にも替わるぞかし。 対話こそ苦難に挑む力だ。

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