SOSの猿 中公文庫

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122057173
ISBN 10 : 4122057175
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
追加情報
:
420p;16

内容詳細

三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリーと倶楽部賞を受賞し、デビュー。04年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。08年には『ゴールデンスランバー』で本屋大賞、山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    小説全体の構図を俯瞰するならば、それはバリのバロンと魔女ランダの互いに勝敗のない永遠に続く闘いということになるだろう。そして、小説を動かしてゆく原動力になっているのが『西遊記』とユング心理学であり、この2つがいわば両輪の役割を果たしている。エクソシズムが前面に出ているが、これはむしろユングの前座に過ぎないだろう。意欲作だとは思う。斬新な小説を目指したのだろう。そのことはよく伝わるが、一方で小説としての魅力や面白みには欠けるようだ。長年の伊坂ファンを、いたずらに戸惑わせる結果になったのではないだろうか。

  • ehirano1 さん

    心理学的な項がとても楽しめました。とはいえ、本書は読者を選んでしまうのではないかと思います。解説にあるような「小説のシステム自体をずらすことで解決」等という楽しみ方はかなりの上級者向きではないかと思うのですが、新たな「読み解き術」を学んだということで当方は満足しています。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    みずほ証券の「ジェイコムショク」にヒントを得た経済ミステリーかと思いきや、えっ何これ? 伊坂さん大胆ですねぇ発想が(笑) 孫悟空やエクソシストが活躍する超時空小説?(笑) そして二つの物語は・・・、なるほど そこで繋がるんですね、でもはっきり言ってまったく意味不明でした けど面白かったぁ!! <(^_^;

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    私(遠藤)と猿(五十嵐)の話が予想通りリンクする。中盤はイマイチかと思ったが終わり方はイイ。

  • ちょこまーぶる さん

    この本の世界に没頭できずに読み終えることとなった一冊でした。集中して一気に読んだら違った感想が生まれたかもしれないなぁ〜とも思いました。当初から読みながら何か集中できないなと思っていたところに、孫悟空が登場して二人の男に問いを投げかけるといった行為が出てきたことで、一層気持ちは遠く離れて行ってしまいました。しかも、ファンタジーのような内容は以前から苦手意識を持っていたんですが、その意識に拍車がかかってしまった様にも思います。でも、伊坂ワールドを好きな方にとっては、堪らない一冊なんでしょうね。

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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