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百寺巡礼 第8巻

Hiroyuki Itsuki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062763172
ISBN 10 : 4062763176
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2009
Japan

Product Description

五木寛之の『百寺巡礼』好評全10巻中、注目の1冊!
第8巻 山陰・山陽 神話のふるさとへ

日本海と瀬戸内海に囲まれたこの地は、多くの文化を受け入れてきた。中国の黄檗(おうばく)宗の面影を感じる東光寺。天下随一の奇観(きかん)、三佛寺投入堂。『暗夜行路』の舞台・大山寺と森鴎外の眠る永明寺。凛然と聳(そび)える瑠璃光寺の塔を見ながら、尾道、出雲、萩、津和野――歴史を動かした土地の息吹を感じる。 

Content Description

日本海と瀬戸内海に囲まれたこの地は、多くの文化を受け入れてきた。中国の黄檗宗の面影を感じる東光寺天下随一の奇観、三佛寺投入堂。『暗夜行路』の舞台・大山寺と森鴎外の眠る永明寺。凛然と聳える瑠璃光寺の塔を見ながら、尾道、出雲、萩、津和野―歴史を動かした土地の息吹を感じる。

目次 : 第七十一番 三佛寺―役行者が建てた断崖の堂宇をめざして/ 第七十二番 大山寺―霊山を仰ぎ、神仏を信仰する寺/ 第七十三番 清水寺―山陰の「キヨミズさん」に幟がはためく/ 第七十四番 一畑薬師―“目のお薬師さま”に詣でる人びと/ 第七十五番 永明寺―津和野の歴史を物語る小寺の静けさ/ 第七十六番 東光寺―萩の町にたたずむ中国風の菩提寺/ 第七十七番 瑠璃光寺―嵐の翌日に見た五重塔の美しさ/ 第七十八番 阿弥陀寺―東大寺を再建した老僧のパワー/ 第七十九番 浄土寺―海の見える寺に息づく共生のこころ/ 第八十番 明王院―“東洋のポンペイ”と隣りあった古寺

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、’66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、’67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、’76年『青春の門』(筑豊篇ほか)で吉川英治文学賞を受賞。’81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を、’04年には仏教伝道文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • chantal(シャンタール)

    お寺を訪れるのは好きだけれど、ただなんとなく参拝するのと、歴史的な背景などを少しでも理解してから参拝するのとでは、やはり感慨深さは違うだろうなあ。百寺巡礼、まずは地元の中国地方から始めてみた。半分は行ったことのあるお寺、当時の情景を思い浮かべながら読んだので懐かしかった。大昔に訪れたことのある一畑薬師、五木さんの「人々のさまざまな悲しみや痛みをやわらかく引き受け、抱きしめてくれる仏の存在というものを、肌で感じることができた気がする。」という言葉に、なぜか胸がジンとして、目頭が熱くなった。

  • 優希

    山陰・山陽は馴染みがありませんが、興味深い寺院が色々ありました。日本海と瀬戸内海に囲まれた土地であるため、独特ながら歴史を動かした風景が見られることでしょう。

  • クラムボン

    第八巻は山陰と山陽。この地は意外と多くの国宝建築物がある。まずは鳥取の三佛寺投入堂と山口の瑠璃光寺五重塔が双璧。他に尾道の浄土寺多宝塔や福山の明王院本堂と五重塔も国宝だ。鎌倉〜室町期には機内を上回る優れた建築物があるそうだ。ただ面白かったのは津和野の永明寺(ヨウメイジ)。三十代後半、直木賞先輩の有馬頼義らと津和野へ講演に行った。五木さんは現地で合流、早く着いたので周辺を観光中一行の萩原葉子(朔太郎の娘)に出くわす。「講演は終わった」と告げられる。時間を間違えていたのだ。当然夜の宴会は食事がのどを通らず。

  • ikedama99

    読んだのは紙の本。寝床で読む本。1節ずつ読んでいった。人が寺や仏像に託すものとはなんだろうかと改めて思う。このようなものを作り上げるその原動力は何かと思う。「森鴎外の墓」が出てくるとは思わなかった。こちらの地方だったか。

  • 櫛部晃季

    投入れ堂で有名な三佛寺から始まり、草戸千軒町遺跡の傍にある明王院で締める山陰・山陽編。清水寺と言えば『京都』としか連想できなかったのだけれど、『セイスイジ』との読みを含め全国に80カ所もあり、百科事典にも掲載されている『清水寺』が島根県に在るのに吃驚。山陰山陽地域と言えば、平安の頃から戦国末期まで色々と海外交易で栄えた地域だけに、国宝から重要文化財指定されている堂宇が多いのにも感心した。しかし、このシリーズは読むと旅行したくなる。

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