天命 幻冬舎文庫

五木寛之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344411913
ISBN 10 : 4344411919
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
追加情報
:
16cm,241p

内容詳細

死の恐怖を抱きながら日々を生きることは難しい。だから私たちはそれを忘れる。あるいは見ないですますという知恵をはたらかせてやりすごす。そのために見るべきものを見ず、感じるべきものを感じないで、大きな欠落を抱えたまま日々生き続けているのかもしれない…。五木寛之が、やがて迎える死というものに真正面から向き合い、赤裸々に綴った衝撃の死生観。語られなかった人生の真実が、いま明らかに。

目次 : 1 天命(人が死を感じるとき/ 祈りと死/ 浄土という場所/ 天命について)/ 2 生と死をめぐって(長い生と死/ 死は、前よりしも来らず/ 人間の悲惨について/ 見えない世界・見えないことば)

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年9月、福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり47年引き揚げ。52年早稲田大学ロシア文学科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で第六回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第五六回直木賞、76年「青春の門 筑豊篇」ほかで第一〇回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆、京都の龍谷大学にて仏教史を学び、85年より執筆を再開する。英語版『TARIKI』はアメリカをはじめ、世界五カ国で同時発売となり、2002年ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれた。同年、第五〇回菊池寛賞、04年第三八回仏教伝道文化賞受賞。現在、直木賞、泉鏡花文学賞、吉川英治文学賞その他多くの選考委員をつとめる。また、小説のほか、音楽、美術、歴史、仏教など多岐にわたる文明批評的活動が注目されている。横浜市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 団塊シニア さん

    あとがきにあるように天命について考えた本というより筆者の死生観と体験記である。人生は理不尽であることを覚悟すること、美しき老年、安らかな死は幻想である等今までも言い続けてきた筆者のメッセージを再確認できました。

  • kanata さん

    仏教用語である慈悲の「非」の考察が深い。「人がおのれの無力さを痛感したときに生まれるものが『非』という感情(P77)」として、死を前にした少女に対して他者としてできることは、何も言わず寄り添い思わず涙をこぼすこと。なるほど。できることは少なくとも悲観的になりすぎないように心がけよう。/同じく仏教用語の「天命」には2種あり、「天から与えられた指名という意味と、天から与えられた命(の限り)(P117)」。「天命を知る」ことが生きていく大きな理由ではと説く。氏のようには難しくとも、人生に何かテーマを持ちたい。

  • 心 さん

    なぜか?いつの間にか積んであった1冊。母の話だと九死に一生で生まれたらしいあたしにとって…幼い時より死はなんとなく、たまに意識の上にのぼってきて恐怖したもの。たぶん題名に引かれて買ったんだろうなぁ〜。色々考える1冊。

  • 定年(還暦)の雨巫女。 さん

    《私ー図書館》五木さんの、奇跡的に、助かった体験談が、壮絶でした。あとがきに、書かれていたとおり、五木さんのタイトルの付け方は、素晴らしいです。

  • harhy さん

    いろんな投稿をまとめたものだが、当時の時点で歩んできた道のり、その中で自分が経験し自分のものにしてきたことが、ぐさりと伝わって来る気がする。最近のものも読んでみよう。

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人物・団体紹介

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五木寛之

1932(昭和7)年福岡県生まれ。作家。早稲田大学露文科中退後、編集者などを経て『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞、『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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