アースダイバー

中沢新一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062128513
ISBN 10 : 4062128519
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
21cm,252p

内容詳細

縄文地図を片手に、東京の風景が一変する散歩の革命へ。見たこともない野生の東京が立ち上がる…。東京の無意識を探るスピリチュアルな旅、地下を流動するエネルギーとこの街の見えない構造を探る神話的精神の冒険。〈受賞情報〉桑原武夫学芸賞(第9回)

【著者紹介】
中沢新一 : 1950年生まれ。思想家・哲学者。著書に、『カイエ・ソバージュ全5巻』(講談社選書メチエ、『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞)『森のバロック』(せりか書房、読売文学賞)『哲学の東北』(青土社、斎藤緑雨賞)『フィロソフィア・ヤポニカ』(集英社、伊藤整文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あちゃくん さん

    アースダイバーのゴーグルを付けて見えた世界。とても面白い。東京だけでなく日本の他の都市や、世界の都市がどう見えるのかも知りたい。たぶん人が集まるのは、それなりの地政学的な理由があるんだろうな。

  • koji さん

    最近「アースダイバー神社編」が刊行された息の長いシリーズ。本書は16年前の第1作。著者の中沢さんは、縄文海進期(地質の硬い洪積層と水が進入し砂地になった沖積層か入り交じった期)のお手製地図を片手に、自転車で東京を駆け回りますが、その視点は地中深く(層の分け目まで)潜り込みダイバーとして視ること(それ故アースダイバー)。中沢さんらしく、渇いた文化、湿った文化、「サッ」(岬という境界)、記号化した資本主義、生と死の領域というポストモダン的視点で縦横に東京を語り尽くします。満足の1冊。暫くシリーズを追いかけます

  • ころこ さん

    古代に現代的な理想をみるというのは、ギリシャに代表される人間の思考のクセのようなものです。著者は東京の近過去の江戸ではなく、古代の縄文に注目しています。否定的意味の地球温暖化を海岸線の変化による洪積台地と沖積低地の分割線と読み替える着想が優れています。東京タワー設立の経緯を実は前方後円墳のある生と死が一体となった場所的意味づけとして再解釈し、皇居を従来の中心周縁だけでなく突端の境界領域と融合させることにより迷宮として描きます。単なる地域研究と異なる、現代と古代を往還する人類学的なエピソードが豊富です。

  • てんちゃん さん

    博識な中沢さんが語る東京。地質学、考古学、民俗学、社会学、私にはよく分からないけれど、きっといろんな知識を土台に持ちながら、想像力豊かに霊的な感性を働かせて東京という地の面白さを語ってくれている。縄文時代には海だった地と岬や丘だった地の比較。縄文時代の東京はずいぶんと海中にあったようです。職場同僚のオススメ本。普段、自分からは手に取らないタイプの本を楽しむことが出来ました。

  • コットン さん

    東京をアースダイバーという視点で読み解いた本。 「週間現代」の連載から始まった影響か、豊富な知識を興味を引くように今風な語りなのですが若干迎合ぎみで重複箇所もあり、私は乗り切れないものを感じました。著者は好きな作家さんですが『チベットのモーツァルト』『雪片曲線論』『虹の理論』など比較的初期の書籍の方が何かを訴えかける直線的なエモーションがあったように思います。「大阪アースダイバー」は少しよくなっている様に思いましたが、次を期待したいと思います。

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人物・団体紹介

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中沢新一

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。思想家、人類学者。京都大学特任教授。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数

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