本作では今の日本が抱えている構造的な問題が描かれいて、とても他人事には思えず、餓死の描写の場面では胸が締め付けられる気持ちになりました。日本の生活保護システムに関して今後行政からこぼれ落ちていく人達が出てこないことを祈るばかりです。自身のことも含めいろいろと考えさせられる作品です。

オールスター夢の競演！中山七里さんファンにはたまらない1冊です。作家10周年記念ということで実現した企画ということですが本当に面白かったです。各々の作品の主役がほとんど登場しますが話が見事にマッチするところはさすが中山先生です。皆んな好きなキャラクターですが、やっぱり岬洋介は断トツでかっこいいです！

ラスプーチンって聞いたことあるけど、正確にどんな人かは知らなかったので、なるほど今回、勉強になった。後半までどう立件するのかドキドキした。