炎路を行く者 守り人作品集 偕成社ワンダーランド

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035403807
ISBN 10 : 4035403806
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p 21cm(A5)

内容詳細

『蒼路の旅人』でチャグムをさらったタルシュの鷹アラユタン・ヒュウゴ。ヒュウゴはなぜ、自分の祖国を滅ぼした男に仕えることになったのか。そして、バルサは、過酷な日々の中で、思春期をどう乗りこえていったのか。題名のみ知られていた幻の作品「炎路の旅人」と、バルサの少女時代の断片「十五の我には」が収められた、「守り人」読者待望の作品集。

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 立教大学博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリア先住民であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、川村学園女子大学教授。著書に『月の森にカミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、サンケイ児童出版文化賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(路傍の石文学賞)など。2002年巌谷小波文芸賞受賞

佐竹美保 : 富山県に生まれる「奇想天外」の仕事を皮切りに、SF、ファンタジーの分野で多数のイラスト作品を手がける

二木真希子 : 愛知教育大学美術課程卒業後、テレコムアニメーションフィルムに入社。フリーを経て現在はスタジオジブリでアニメーションの原画を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    「十五の我には見えざりし、弓のゆがみと矢のゆがみ、二十の我のこの目には、なんなく見える不思議さよ・・歯噛みし、迷い、うちふるえ、暗い夜道を歩きおる、あの日の我に会えるなら、五年の月日の不思議さを、十五の我に語りたや・・」ジグロの厳しくも温かな手はバルサを育て、その温かさはバルサを通してチャグムに伝わって行く。『天と地の守り人』カンバル王国編でカンバル王の前に膝を・・見事なホイ(捨て荷)をしてのけたチャグム。冒頭のチャグムのつぶやき「人を殺した者にも〜」に答えた後、手を伸ばしチャグムの頬を包むバルサ。→続く

  • エンブレムT さん

    ・・・圧巻です。吟味された言葉で丁寧に紡がれていく物語は、脳内に映像として鮮やかに浮かび上がってきました。なすすべもなく運命に翻弄されていく少年・ヒュウゴを描いた『炎路を行く者』。彼の怒りと哀しみと虚しさ、その感情の迸りは目が眩むような激しさをもって、酔いにも似た余韻を物語に与えています。バルサの少女時代を描いた『十五の我には』ではシリーズ中一番好きなジグロに会え、それだけでも読んで良かったと思えました。・・・支流ではあるけれど力強く大河に流れ込み、シリーズの<核>として存在しているのがわかる物語でした。

  • 七色一味 さん

    読破。「守り人シリーズ」最後の1冊。あとがきによると、『天と地の守り人』執筆以前に生まれたために先に出版出来なかったという幻の作品だそうです。確かに『天と地の守り人』以前にこれ読んでたら、結末がわかってしまうという内容。本編中、実に不思議な──ある種黒子のような役割すら果たしたヒュウゴ、その彼のバックボーンとなった「炎路の旅人」と、北に戻ったチャグムが故国へと出征する夜、物思いに耽るバルサの脳裏をよぎった15歳の自分。「守り人シリーズ」の細部を埋める大切な物語。これも早く文庫化してほしい…。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    炎路の旅人 十五の我には の2編。 「炎路の旅人」は、蒼路の旅人の前編。 「十五の我には」は、精霊の守り人の前編。 2つで一つ。

  • R さん

    守り人シリーズ外伝、ヒュウゴの生い立ちを追った物語でした。タルシュにヨゴ国が滅ぼされるところから物語が始まり、ヒュウゴの素性がありありと描かれていて興味深い一冊でした。ファンタジーであり、守り人シリーズの雰囲気なんだけども、描かれている内容は、ある種の不良少年記のようで、力と情熱をもてあます若者の非行と、それに気付き大人になるまでがセットになっていて面白く読めました。彼もまた、チャグムとは違うが成長し、国を導いていく者となるのだなと感動しました。

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人物・団体紹介

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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