ヴェレス、エゴン(1885-1974)

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CD 輸入盤

交響曲全集 ラブル&ウィーン放送交響楽団(4CD)

ヴェレス、エゴン(1885-1974)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
777183
組み枚数
:
4
レーベル
:
Cpo
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ウィーンの作曲家、エゴン・ヴェレス(1885-1974)の位置づけは、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンなどの「新ウィーン楽派」と同じあたりにあるでしょう。しかし、彼は十二音などにも関心を示したものの、結局のところはもう少しわかりやすい劇音楽などを多く書き、独自の音楽路線を貫いたのでした。ここでは彼の9曲ある交響曲を全て網羅。豊かでダイナミックな響きに満ちたロマン派風の初期の作品から、無調とも言える後期の作品まで彼の作風の変遷をじっくりお楽しみください。

ヴェレス:
CD1
・交響曲第1番、第8番
・交響的エピローグ
CD2
・交響曲第2番、第9番
CD3
・交響曲第3番、第5番
CD4
・交響曲第4番、第6番、第7番

 ウィーン放送交響楽団
 ゴットフリート・ラプル(指揮)

 録音:2001-2004年(デジタル)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1, Op. 62
  • 02. Symphony No. 8, Op. 110
  • 03. Symphonischer Epilog, Op. 108

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 2, Op. 54, 'The English'
  • 02. Symphony No. 9, Op. 11

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ユーザーレビュー

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ヴェレスの交響曲は全て第二次大戦後に書か...

投稿日:2015/04/26 (日)

ヴェレスの交響曲は全て第二次大戦後に書かれているものの、1〜4番は後期ロマン派様式の調性音楽で、ブルックナーの厳しさにマーラーの甘美さを加味したような魅力的な作風となっています。但し3番、4番はより近代的な風味が加わり、長さもコンパクトにまとめられています。5番は過渡期、6〜9番は無調で、こちらはヘンツェの若い頃の交響曲に似ているようにも感じます。 7年ほど前にバラ売りの1番と8番、2番と9番の2枚のレヴューを書きましたが、長年聞き込んでみると後期の無調作品にもそれなりの魅力が感じられるようになりました。

Dewurich さん | 埼玉県 | 不明

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基本的には無調ですが、むせ返るような濃密...

投稿日:2015/01/04 (日)

基本的には無調ですが、むせ返るような濃密な音の流れの中から時折なんとも甘美なメロディが浮かび上がる。それがエロティック。もっと注目されていい作曲家だろう。このレーベルから交響曲全集や他の作品がリリースされているのは福音だ。

silver さん | 東京都 | 不明

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エゴン・ヴェレスはオーストリア生まれの作...

投稿日:2009/11/25 (水)

エゴン・ヴェレスはオーストリア生まれの作曲家で、シェーンベルクの弟子でもあり、ウィーン音楽院やウィーン大学での教職と同時に多くの作品を残していますが、ユダヤ人であったためにナチスによるオーストリア併合後はイギリスへと渡り、オックスフォード大学の講師になっています。 この9曲の交響曲は第二次世界大戦後に書かれており、重厚で真摯に訴えかけてくる作風は同じ時期に8曲の交響曲を残したカール・アマデウス・ハルトマンにも通ずるものがあり、ハルトマンと並んで20世紀半ばの重要な交響曲作家と呼んでも差し支えないでしょう。しかし聴いていて驚かされるのは、戦後のイギリスで書かれたとは思えないくらいの”世紀末ウィーン的”な濃密な曲想です。その作風はベルクのように濃厚かつ劇的であり、もしベルクが12音音楽へと進まず、無調様式のままで交響曲を書いていたらこのような曲になっただろうと思わずにはいられません。

Masahiko さん | 福岡県 | 不明

4

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