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ワーグナー:『ニーベルングの指環』全曲(8DVD)
ヴァイグレ&フランクフルト歌劇場
ヴァイグレ&フランクフルト・オペラによる『指環』が映像作品でも登場(CDとは別テイク)。
円形回転装置を巧みに活用したアイデア豊かな演出により、ドイツできわめて高い評価を受けたプロダクションの映像ソフト化。
この演奏でヴォータンを歌うのは、ノルウェーのテリエ・ステンスヴォルト(ステーンスヴォル)。以前、ブルーノ・ヴァイル指揮の『オランダ人』でタイトルロールを歌っていた歌手で、心理表現に長けた歌唱を聴かせています。
ジークフリート役は最近めきめきと力を付けてきたカナダのヘルデン・テノール、ランス・ライアンを起用。メータ指揮の「バレンシア・リング」でも圧倒的な存在感を見せつけてたライアンは、ここでも見事な英雄ぶりを披露しています。
ブリュンヒルデ役には日本でのワーグナー演奏でもおなじみとなったイギリスのドラマティック・ソプラノ、スーザン・ブロックが起用され、ジークリンデとジークムント役はアメリカのアンバー・ワグナーとオランダのフランク・ファン・アーケンが担当、フンディング役にはエストニアのバス歌手アイン・アンガーがキャスティングされています。
つまりドイツの歌劇場での上演ながら、主役級にはドイツ人が一人もいないという国際的な陣容となっており、これを1961年ベルリン生まれのドイツ人指揮者、ゼバスティアン・ヴァイグレが機敏で見通しの良いスタイルによってまとめあげ、ワーグナーの書法の巧みさを証明する高水準な上演に仕上げています。
演出はブルガリアの若手女性演出家、ヴェラ・ネミロヴァによる着眼点の面白いもので、『神々の黄昏』幕切れ場面では、斬新な解釈をみせています。(HMV)
【収録情報】
ワーグナー:『ニーベルングの指環』全曲
・序夜『ラインの黄金』(161分)
ヴォータン:テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)
ドンナー:ディートリヒ・フォッレ(バリトン)
フロー:リチャード・コックス(テノール)
ローゲ:カート・ストレイト(テノール)
アルベリヒ:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)
ミーメ:ハンス=ユルゲン・ラザール(テノール)
ファーゾルト:アルフレッド・ライター(バス)
ファーフナー:マグヌス・バルトヴィンソン(バス)
フリッカ:マルティナ・ディーケ(メゾ・ソプラノ)
フライア:バルバラ・ツェヒマイスター(ソプラノ)
エルダ:メレディス・アーワディ(コントラルト)
ヴォークリンデ:ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)
ヴェルグンデ:ジェニー・カールステット(メゾ・ソプラノ)
フロースヒルデ:カタリーナ・マギエラ(アルト)
・ドキュメンタリー『メイキング・オブ・リング』(23分)
・第1夜『ワルキューレ』(234分)
ヴォータン:テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)
ジークムント:フランク・ファン・アーケン(テノール)
フンディング:アイン・アンガー(バス)
ジークリンデ:アンバー・ワグナー(ソプラノ)
ブリュンヒルデ:スーザン・ブロック(ソプラノ)
フリッカ:マルティナ・ディーケ(メゾ・ソプラノ)
ゲルヒルデ:アニヤ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)
オルトリンデ:エリザベス・ライター(ソプラノ)
ヴァルトラウデ:クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)、他
・第2夜『ジークフリート』(243分)
ジークフリート:ランス・ライアン(テノール)
ミーメ:ペーター・マーシュ(テノール)
さすらい人(ヴォータン):テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)
アルベリヒ:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)
ファーフナー:マグヌス・バルトヴィンソン(バス)
エルダ:メレディス・アーワディ(コントラルト)
ブリュンヒルデ:スーザン・ブロック(ソプラノ)
森の小鳥:ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
・第3夜『神々の黄昏』(280分)
ジークフリート:ランス・ライアン(テノール)
グンター:ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)
アルベリヒ:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)
ハーゲン:グレゴリー・フランク(バス)
ブリュンヒルデ:スーザン・ブロック(ソプラノ)
グートルーネ:アニヤ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)
ヴァルトラウテ&第2のノルン:クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)
第1のノルン:メレディス・アーワディ(コントラルト)
第3のノルン:エンジェル・ブルー(ソプラノ)
ヴォークリンデ:ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)
ヴェルグンデ:ジェニー・カールステット(ソプラノ)
フロースヒルデ:カタリーナ・マギエラ(メゾ・ソプラノ)
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
演出:ヴェラ・ネミロヴァ
装置:イェンス・キリアン
衣装:インゲボルク・ベルネルト
照明:オラフ・ヴィンター
収録時期:2012年6月、7月
収録場所:フランクフルト歌劇場(ライヴ)
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、ドルビーデジタル5.1
字幕:ドイツ語、英語
NTSC
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