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ティーカップ

レベッカ・ヤング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759823103
ISBN 10 : 4759823107
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。生きていけるところを、あらたにさがさなくてはなりません。男の子のカバンのなかには、1さつの本と、1本のビンと、1まいのもうふが、はいっていました。それに、男の子はティーカップもひとつ、もっていました。ティーカップのなかには、よくあそんだ場所の土がはいっていました…。

【著者紹介】
レベッカ・ヤング : 子どもの本の作家。オーストラリア・シドニー近郊で育ち、英文学・児童文学を学んだのち編集者となる。子どもの本の作家としては、最初の絵本『Button Boy』(Scholastic)で注目され、『ティーカップ』でパトリシア・ライトソン児童文学賞を受賞し、IBBYの優良図書に選出された。シドニー在住

マット・オットリー : 画家、児童文学作家、音楽家。パプアニューギニア生まれ。イラストレーションを担当した本は30点以上にのぼる。作曲家やフラメンコのギタリストとしても活躍し、近年は言葉とイラストや音楽を組み合わせた作品も手がけている。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州在住

さくまゆみこ : 子どもの本の翻訳者。東京で生まれ育ち、編集者、翻訳者、大学の講師や教授、JBBY会長などを通して子どもの本にかかわる。長野県・木曽在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    薄い水色が美しい絵本。故郷で暮らせなくなった少年が、僅かな荷物だけで、小さなボートに乗って大海に漕ぎ出します。鯨が呼びあっている声でお母さんを思い出す。ティーカップに故郷でよく遊んだ場所の土を入れて、嵐の中では抱きしめて。切ない気持ちが絵を見ていると増幅されるのです。それでも諦めない少年。やっと陸地にたどり着いた時には、ティーカップからは林檎の木が育っていました。そして何かをかえるふとしたきっかけを待っていると、エッグカップに故郷の土を入れた少女がたどり着きました。諦めないでいたから出会えた奇跡。

  • Smileえっちゃん

    絵に誘われて借りた図書館本。故郷で暮らせなくなった少年が一人で舟で海に出る。カバンの中には、一枚の毛布と一冊の本と一本のビンが入っている。そしてよく遊んだ場所の土が入ったティカップをもって…どうして一人なの?家族は?と考えてしまう。難民なのかな?カップの中で育ったその木が、雨除けになり、日陰を作り、りんごの実をつける。ファンタジーの世界。少年に明るい光が見えてきます。絵がとても素敵でした。

  • どあら

    図書館で借りて読了。背景の絵が綺麗…🌊☁🌲

  • みつばちい

    ふるさとに住めなくなり、安住の地を求めたった一人で舟で海へ出る少年。少ない持ち物の中の一つであるティーカップに、ふるさとの土を入れて。くじらの声を聞いて母を思い出し,鳥を見上げて故郷で遊んだ凧を思い出す。なかなか陸も見えず苦しい時,ティーカップから何かが育つ。やがて見つけた陸に、同じくカップを持った少女も辿り着く。末っ子と読んだが,彼はこれを比喩と捉えず本当にカップから木が生えた子二人の話と捉えた。比喩なのでは、と私が話すと「お話だから,本当に木陰を作る木が生えてもいいじゃない?」と末っ子。なるほど。

  • マツユキ

    ボートで一人旅に出る少年の物語。持ち物の一つがティーカップ。どういう事、どんな事情が?と思ったけど、親離れの時期の子供の心情とも読める。絵が美しく、壮大な世界にぽつんと一人の孤独でも、少しずつ豊かになっていくことに感動しました。

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