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ルクー (1870-1894)
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ギヨーム・ルクー:作品全集(8CD) わずか24歳で亡くなってしまった作曲家、ギヨーム・ルクーは、抒情的で美しいヴァイオリン・ソナタによりその名を知られていますが、実際には短命ながらも比較的多くの作品を書いており、それらを集大成したものとして評判となったのが、このリチェルカール・レーベルの全集ボックスです。フランス文化省の協力もあり、本格的な体制で制作に臨めたというだけあって、器楽曲からオーケストラ曲、習作から傑作までその内容は実に多彩。近代ベルギーの生んだ天才の音楽を隅々まで味わうことが可能です。 ギヨーム・ルクーは、1870年1月20日ベルギーの生まれですが、1879年、9才の時、一家はフランスのポワティエに移り住み、ルクーはヴァイオリン、ピアノ、チェロと作曲の勉強を開始。1885年、15歳で同地の高校に進み、物理の教師からバッハやベートーヴェンの後期作品、ワーグナーの音楽などを知らされ、それらの作品に強く惹かれることになったともいいます。 そして1888年6月、18歳の時には一家でパリに移り、翌年からセザール・フランクに作曲を師事したほか、ヴァンサン・ダンディの教えも受けています。 1891年には、そのダンディの薦めもあって、ベルギー・ローマ大賞に応募、カンタータ『アンドロメダ』で2位となります。 『アンドロメダ』を聴いた高名なヴァイオリニストで作曲家のウジェーヌ・イザイは、ルクーの才能を高く評価し、のちにルクーの代表作となる「ヴァイオリン・ソナタ」を委嘱。 その後、フランスとベルギーを行き来しながら生活を続けたルクーですが、1894年1月21日、腸チフスのため僅か21歳で亡くなってしまいます。 ルクーの作風は、初期にはワーグナーやベートーヴェンの影響のもと、ドイツ・ロマン派風ともいえるスタイルを採用していましたが、セザール・フランクとヴァンサン・ダンディに学んでからは一気に才能を開花させ、室内楽を中心に優れた作品を書きあげることとなります。(HMV) 【収録情報】 Disc1 ● ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 V.64 ● ピアノ四重奏曲ト短調(未完)V.62 ● コラール V.44〜ヴァイオリンとピアノのための ● アンダンティーノ・センプリーチェ V.93〜ピアノ独奏 ● 歌曲2編(父の実家の窓 V.77/ケシ V.80) ● 瞑想 V.48〜弦楽四重奏のための Disc2 ● メヌエット V.49〜弦楽四重奏のための ● 弦楽四重奏のための緩徐楽章(モルト・アダージョ・センプレ・カンタービレ・エ・ドロローゾ) V.52 ● アダージョ・レリジョーゾ V.84〜ピアノ独奏のための ● マズルカのテンポで V.106〜ピアノ独奏のための ● レント・ドロローゾ V.100〜ピアノ独奏のための ● アンダンテ V.88〜ピアノ独奏のための ● アレグロ・マルカート V.85〜ピアノ独奏のための ● 子守歌とワルツ V.95〜ピアノ独奏のための ● アンダンテ・マリンコニコ V.91〜ピアノ独奏のための ● アンダンテ V.86〜ピアノ独奏のための ● 主題と変奏 V.66〜弦楽三重奏のための ● アンダンテ V.87〜ピアノ独奏のための Disc3 ● アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ V.33〜2挺のヴァイオリンとピアノのための ● 弦楽四重奏曲ト長調 V.60 ● 2挺のヴァイオリンのためのメヌエット V.50 Disc4 ● チェロとピアノのためのソナタ ヘ短調 V.65 ● アンダンテ・ピウ・トスト・アダージョ V.38〜ヴァイオリンとピアノのための ● アンダンテ・ソステヌート V.92〜ピアノ四手連弾のための ● ヴィクトル・ユゴーの戯曲『城主』のための序曲 V.27 Disc5 ● モデラート・クヮジ・ラルゴ V.103〜ピアノ独奏のための ● 交響的習作第1番『勝利せる解放の歌』 V.18〜管弦楽のための ● 歌曲2編(ほんのり古風な、テンポの遅い舞曲が V.81/より濃密な影 V.79) ● リエージュの伝統舞曲クラミニョンの調べによる対位法的幻想曲 V.23〜管弦楽のための ● 交響的習作第2番『ハムレット』 V.19 ● オフィーリア 第1版 V.21〜管弦楽のための ● オフィーリア 第2版 V.22〜管弦楽のための Disc6 ● ピアノ三重奏曲ハ短調 V.70 ● ピアノ・ソナタ ト短調 V.105 ● 四重弦楽合奏のためのアダージョ V.13 Disc7 ● 婚礼の歌 V.17〜オルガンと管弦楽のための ● 歌曲『5月の小唄』 V.73 ● 合唱と管弦楽のための叙情歌 V.7 ● カンタータ『アンドロメダ』V.3 Disc8 ● チェロと管弦楽のためのラルゲット V.28 ● チューバと吹奏楽のための序奏とアダージョ V.28 ● アンドロメダの嘆き V.5〜ソプラノ、ピアノと弦楽のための ● ピアノのための3つの小品 V.107 ● フランス・アンジュー地方の2つの歌による幻想曲 V.25(管弦楽版/ピアノ四手連弾版) ● 管弦楽のための3つの詩曲 V.82 ● 子守歌 V.94〜ピアノ独奏のための ピエール・バルトロメー指揮、リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 ノルベール・ノジ指揮、ベルギー王立騎兵隊吹奏楽団 ナミュール交響合唱団 カメラータ四重奏団 グリュミオー・トリオ ドーマス四重奏団 フィリップ・ヒルシホルン、フィリップ・コック(ヴァイオリン) ジャン=クロード・ファンデン・エインデン、リュク・ドヴォ(ピアノ) ギィ・ド・メイ(テノール) フィリップ・フッテンロッハー(バリトン) ジュール・バスタン(バス) ベルナール・フォクルール(オルガン)、他 初出:1994年
総合評価
4.5
投稿日:2021/03/19 (金)
初出を高い価格で買った身としては、この価格で買える今の方が羨ましいです。 ルクーのヴァイオリンソナタは昔はそれなりに録音があったのですが、現在は新録音も乏しくすっかり忘れられた存在になってしまいました。 曲調はちょっと熱っぽいショーソンといったところでしょうか。 室内楽に佳曲が多く、自分だけの名曲を探したい方にピッタリです。
三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明
投稿日:2016/04/10 (日)
才能を高く評価されながらも、24才で死去した作曲家。全体的に聴きやすい佳作が多い。美しいメロディーを含むものもあるし、内省的であったり、ちょっとだけ情熱的であったりする。こうやってまとめて聴けるのは貴重だ。売れ筋ではないが、フランスの近代音楽が好きな人にはいいかもしれない。
saitaman さん | 埼玉県 | 不明
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