ラウタヴァーラ生誕90周年記念アルバム
2016年に87歳でこの世を去ったフィンランドの現代作曲家エイノユハニ・ラウタヴァーラ。この2枚組は、2018年10月9日の彼の90回目の誕生日を記念して製作されたアルバムです。
ディスク1はフィラデルフィア交響楽団創立100年記念の委嘱作『旅』と、ミネソタ管弦楽団のために書かれた『ハープ協奏曲』を収録した既発アルバム、Disc2にはラウタヴァーラの様々な作品の聴きどころを集めたサンプラー盤がセットされています。
1940年代後半から作曲を始めたラウタヴァーラ、長い創作活動の間に8曲の交響曲、様々な楽器のための協奏曲、オペラを含む舞台作品など多数の作品を書き上げました。初期の作品は十二音技法や前衛的な作風に拠っていますが、1960年代以降から晩年に近づくにつれ、作風は次第に清澄で神秘的なものに変化していきます。そのほとんどは「ONDINE」レーベルに録音されており、2枚目のサンプラーで作品の一端を楽しむことができます。
40ページで構成されたブックレットには、バイオグラフィや写真の他に、「ONDINE」レーベルでのラウタヴァーラ・アルバム総カタログも掲載されており、さまざまな作品を選ぶ楽しみも味わえます。
数量限定、特別盤となります。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1(ODE978)
ラウタヴァーラ:
1. ハープ協奏曲
2. 交響曲第8番『旅』
マリエル・ノールマン(ハープ:1)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
録音時期:2001年1月、5月
録音場所:ヘルシンキ、フィンランディア・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc2『ラウタヴァーラ・サンプラー』
1. Lintukoto(至福の島)
2. Missa a cappella(ミサ・ア・カペラ〜キリエ)
3. Garden of Spaces(空間の庭)
4. チェロ協奏曲第1番 Op.41〜第3楽章:Vivace
5. Suomalainen myytti(フィンランド神話)
6. Sydameni laulu(わが心の歌)
7. Notturno e Danza(夜想曲と踊り〜踊り)
8. Halavan himmean alla(柳の木陰で〜第1番『Ikavyys(憂鬱)』
9. 交響曲第3番〜第1楽章:Langsam, breit, ruhig
10. Adagio celeste(アダージョ・セレステ)
レイフ・セーゲルスタム(指揮:1,3)
マックス・ポンマー(指揮:4,9)
ユハ・カンガス(指揮:5)
ミッコ・フランク(指揮:10)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(1,3,4)
オストロボスニア室内管弦楽団(5)
ライプツィヒ放送交響楽団(9)
ベルギー国立管弦楽団(10)
シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮:2)
ラトヴィア放送合唱団(2)
ティモ・ヌオランネ(指揮:8)
フィンランド放送室内合唱団(8)
マルコ・ユローネン(チェロ:4)
ターニャ・テツラフ(チェロ:6)
グニッラ・シュスマン(ピアノ:6)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン:7