モソロフ、アレクサンドル(1900-1973)

モソロフ、アレクサンドル(1900-1973) レビュー一覧

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  • ソヴィエトの作曲家、アレクサンドル・モソロフは、活...

    投稿日:2021/07/23

    ソヴィエトの作曲家、アレクサンドル・モソロフは、活動初期には現代音楽協会に所属し、この頃に代表作の『鉄工場』を書くのですが、その破壊的な作風が当局に睨まれ、逮捕されるも、師ミャスコフスキーとグリエールにより8年後に無事生還する事ができました。 この頃からは初期の作風とは違う、社会主義リアリズムに沿った作風となりました。 このCDの収録曲もそう言う路線の作品です。 1965年に書かれた『交響曲第5番』はモソロフ最後の交響曲にして、最後の大作らしく、冒頭から冷たい、いかにもソヴィエトと言ったメロディが出てきます。 3楽章からなりますが、曲調は雄大だったり、激しかったり、落ち着いたりと表情がさまざまに変わります。 モソロフ最後の大作に相応しい出来の作品。 1939年の『ハープ協奏曲』は師グリエールのハープ協奏曲を手本にしたような作品で、明るくメロディアスな作品であり、丁度苦しい時期に書かれたものですが、そのような雰囲気は全く感じさせない、傑作です。 演奏はアルトゥール・アルノルト指揮、モスクワ交響楽団。 1990年代から2000年代半ばにかけてナクソスとマルコポーロ系列に録音を残した、モスクワ交響楽団ですが、2005年頃のコルンゴルトの録音を最後に新録は途絶えており、今回久々の新規録音での登場となったものです。 その演奏はモソロフへの共感豊かで、それでいて分かりやすいもの。 流暢なサウンドですが管楽器にロシアらしい野太いサウンドが見られたりするほか、フレッシュマンのハープもよく名演と言える内容です。 尚、指揮者はオランダ出身で現在このオケの音楽監督との事。 録音場所は変わらずモスフィルム・スタジオで、音質も良好。

    レインボー さん

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  • 『交響曲第5番』は社会主義リアリズムのお手本のよう...

    投稿日:2021/03/03

    『交響曲第5番』は社会主義リアリズムのお手本のような作品でとても楽しめた。 第1楽章はソヴィエトの国営農場の風景を描写したような、のどかで恵み溢れる田舎の雰囲気が感じられた。 最終楽章では明るい未来を予感させるような建設的なイメージに溢れている。 芸術家に対する政治的な圧力があったからこそ生まれた作品。 モソロフとしては不本意な作品なのかもしれないが、ソヴィエト政権下だからこそ産まれた20世紀における明るく前向きな音楽。

    ユローヂィヴィ さん

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  • 前衛作品で有名なモソロフだが、このCDは穏健な作風に...

    投稿日:2010/10/10

    前衛作品で有名なモソロフだが、このCDは穏健な作風に転換後の作品を収録している。 チェロ協奏曲は過去にドダロワ指揮の音源があるが、録音・演奏ともにこのティトフ盤のほうが優れていると思う。 そして交響曲、多分世界初録音だと思うが、世界初録音と書いてないのでもしかしたら他に音源があるのかも知れない。 それはともかく、ショスタコーヴィチの影響は感じるがなかなか出来がよく、結構楽しめた。 ティトフ&サンクトペテルブルク交響楽団の演奏もいつもながら良い。

    レインボー さん

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  • スヴェトラの演奏はチャイコの交響曲全集以来聴きますが、鉄工...

    投稿日:2010/07/25

    スヴェトラの演奏はチャイコの交響曲全集以来聴きますが、鉄工場は聴きどころです。でも、まだ聴き慣れていないので星3つを付けました。

    音楽連合 さん

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  • スヴェトラの鉄工場も名演ですが、個人的にはチェロ協...

    投稿日:2010/06/23

    スヴェトラの鉄工場も名演ですが、個人的にはチェロ協奏曲が良かった。 鉄工場やピアノ協奏曲とは180度違った非常にわかりやすいロシア風の美しいメロディで、隠れた佳作ではないかと思います。 イワン・モニゲッティというチェリスト初めて聞きましたが演奏も文句なし! 録音は普通のレベルかなと思います。 モソロフは名前はわりと知られているわりには、録音も少なくましてや彼の作品集もほとんど見かけない中、代表作の鉄工場を含め様々な作品を集めたこのCDは非常に珍しいと言えるのではないでしょうか。

    レインボー さん

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  • 音源はメロディア・レコードそのものをつかっている。...

    投稿日:2010/03/13

    音源はメロディア・レコードそのものをつかっている。 民族楽器オーケストラのための『兵士の歌』も面白いが、個人的には『チェロ協奏曲第2番』が一番気に入った。ロシア的な哀愁がなんともいえない。知られていないというだけでこの曲は演奏会で取り上げられてもいい曲だと思う。 ソリストのイヴァン・モニゲッティも素晴らしいし、ヴェロニカ・ドゥダロヴァ指揮のモスクワ交響楽団の演奏もいい。 ただレコーディングの時の問題なのかソロのチェロの音があまりにも前面に出過ぎていてオーケストラの音が聴き取りにくく全体像がつかみにくいのが残念だ。 ピアノ協奏曲はプロコフィエフや同時代のドイツ音楽の影響も感じられるが、純粋に新しい音楽を作曲しようというより廃頽的な時代(世相)を描こうとしたのではないかと聴いていて感じた。 民族楽器オ―ケストラのための『兵士の歌』は単なるソヴィエト体制にそった作品というより、画家でいうところの写実的なスケッチ(農村をテーマにした。)とでも言おうか? ちなみに彼は幼い頃絵の手ほどきもうけている。 芸術性が薄いなどということはない。 才能があるからこそ、作曲の基礎技術をしっかりと身につけているからこそ、こういった微笑ましい作品が書けるというものだ。 『鉄工場』は今にもネジがとんで機械が壊れてしまいそうなギシギシした感じが何とも言えない。スヴェトラーノフ指揮、ソヴィエト国立交響楽団による演奏。

    ユローヂィヴィ さん

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  • だいたい予想はついてはいたのですが、この「鉄工場」...

    投稿日:2009/12/31

    だいたい予想はついてはいたのですが、この「鉄工場」は良いです。一方、それ以外は、まあ、こんなもんかなぁ、、、

    小田春永 さん

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  • 間抜けなロシア民謡のような1曲目には拍子抜けしたが...

    投稿日:2009/12/10

    間抜けなロシア民謡のような1曲目には拍子抜けしたが、鉄工場はイイ、 以前スクリベンダム盤の「新世界」余白と同等の音質のような気がします。 スヴェトラの表現は旧ソビエトの職工の香りがする、以前シャイーRCOの洗練された鉄工場もあったが、あちらはオートメーションのような気がする 「鉄工場」こうじゃなくちゃ、これ1曲でも買う価値あり。

    沼垂の五郎ちゃん さん

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  • モソロフというと、とにかく鉄工場の作曲者として有名...

    投稿日:2009/12/07

    モソロフというと、とにかく鉄工場の作曲者として有名。ではどんな曲か?となると今まで一度も耳にしたことが無かったのでこれはと思い購入。全部を聴いて思ったのはどれも耳に馴染みやすい曲であった、ということである。特に兵士の歌のたゆたうような雰囲気が気に入った。本命の鉄工場も聴けば聴くほど病み付きになる…というのが感想。2つの協奏曲は聴いていてカバレフスキーを彷彿とさせる曲調が特徴か。録音は不明のものが多いが、結構最近の録音のような気がする。つまり、決して悪くは無いということだ。以上を踏まえて評価は最高としたい。

    ハルデン さん

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ありがとうございました

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