マーク・トウェイン

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人間とは何か トウェイン完訳コレクション 角川文庫

マーク・トウェイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041053621
ISBN 10 : 4041053625
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

人間は機械であると主張する老人と、人間の良心を信じる若者。自己犠牲や母の愛などを例にあげて反駁する若者に、老人は人間の行動はすべて自己満足の結果に過ぎないと巧みな説話で導いてゆく。米文学の巨匠トウェインならではのユーモアと鋭い洞察で人間の真理を暴く、最晩年の傑作。

目次 : 第1章 a.人間、それは単なる機械である b.そのもの本体の利点/ 第2章 人間のもつただ一つの衝動―自分自身の賛成を得ること/ 第3章 適切な例証/ 第4章 鍛錬/ 第5章 機械について更にくわしく/ 第6章 本能と思考/ 結論

【著者紹介】
マーク・トウェイン : 1835‐1910。1835年、アメリカ・ミズーリ州の小村フロリダで、開拓者の第6子として生まれる。植字工、水先案内、鉱山探鉱、新聞記者などの職を転々とし、65年『ジム・スマイリーと彼の跳ね蛙』を発表、ユーモア作家として一躍脚光を浴びる。以後、作家・講演者として幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi さん

    【マーク・トウェイン誕生日読書会’19】図書館で手に取った本が、この本。若者が老人と論ずる。最晩年の作品らしいが、若者は、若き頃のトウェインか。人間は機械で外部からの情報で成り立っている。人間の行動は、すべて自己満足。確かに、私も自分の頭の中に吸収されたものからしか発想出来ないと思っている。ある年齢になってこないとこの論は理解出来ないかもしれない。

  • はたっぴ さん

    先日読んだ『不思議な少年』が心に残り、こちらも手に取った。美少年サタンと少年のやりとりが、ここでは老人と若者との対話形式で語られており、改めて著者の哲学的思考を覗き見ることが出来た。この世に生きる動物も人間も全ては単なる機械だというトウェイン。世の中のあらゆる善行は自己満足のためだと言いきる老人に心の闇を感じつつ、印をつけた箇所は数知れず、前作同様に魅力的な作品だった。昔、職場でボランティアをしたら偽善≠ニ言われて落ち込んだのだが、ここでの論理に当てはめるとなるほどと頷ける。読めてよかった一冊。

  • マエダ さん

    カートヴォネガットが「国のない男」で”マーク・トウェインとエイブラハム・リンカーンはいまどこにいるのだろう。いまこそ必要なときだというのに。”言葉の意味が今わかる。本書では自分的には若者を応援していた。アメリカ最高の文学と評されるハックルベリー・フィンの冒険に掛かろうと思う。

  • Kawai Hideki さん

    人間は機械なんだぜ、というちょっと斜に構えた視点で繰り広げられる若者と老人の議論。まあ、どっちでもどうでもええですわ、というのが感想。

  • 情報の削除希望 さん

    この論文、自分の中では、もう題名すり変わって『マーク・トウェインとは?』に成りつつあります。米文学の巨匠。ユーモアの人と呼ばれた彼が、最晩年に何故こんな悲観論を書いたのか。。それは人間と国と国民への批判。まさしく絶望的な世界。この書籍を書くに当たり25年以上マーク・トウェインはこんな事を考えていた。この人生は悲しいと思えてしまう。しかし、その鋭い洞察力と人間の心理の追及に唸るばかり…否定の言葉が出てこない。('';)完訳ですので、より一層、彼の思考に近づける気がします。癖のあるこの書は頭に残ります。

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