ヤルタからヒロシマへ 終戦と冷戦の覇権争い

マイケル・ドブズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560083000
ISBN 10 : 4560083002
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

1945年の6カ月間、終戦と戦後体制をめぐる「三巨頭会談」の舞台裏とは?スターリン、チャーチル、ルーズヴェルト(トルーマン)の熾烈な駆け引きを、臨場感たっぷりに描く。「広島・長崎への原爆投下」決定、「ソ連の対日参戦」の真相に迫る!

目次 : 第1部 「精いっぱいの結果」フランクリン・ルーズヴェルト―一九四五年二月(ルーズヴェルト―二月三日/ スターリン―二月四日/ チャーチル―二月五日 ほか)/ 第2部 「鉄のカーテンは下りた」ウィンストン・S.チャーチル―一九四五年二〜六月(同志ヴィシンスキー―二月二十七日/ 「透過不能のヴェール」―三月七日/ 大統領の死―四月十二日 ほか)/ 第3部 「平和ならざる平和」ジョージ・オーウェル―一九四五年七〜八月(ベルリン―七月四日/ ターミナル―七月十六日/ 略奪―七月二十三日 ほか)

【著者紹介】
マイケル・ドブズ : 1950年、北アイルランド・ベルファスト生まれ。幼少期を外交官の両親とともに旧ソ連で過ごす。『ワシントン・ポスト』の記者として、自主管理労組「連帯」運動で揺れる80年代のポーランド、80年代末〜90年代初めの崩壊期のソ連に滞在する。この間、国務省担当も務め、こうした経験が作品の糧になっている。著書に、Down with Big Brother:The Fall of the Soviet Empire(PENノンフィクション賞最終候補作品)など

三浦元博 : 1950年、滋賀県生まれ。東京外国語大学卒業後、共同通信社を経て、大妻女子大学社会情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • MUNEKAZ さん

    原題は『1945年の6か月』。2月のヤルタ会談から8月の原爆投下までという、世界大戦の終結と冷戦の開始が交差した期間を描く。回想録から多くを引用しながら、ルーズベルト、トルーマン、チャーチル、スターリンという強烈な人物たちによって引っ張られる「物語」は、グイグイと読ませる内容で面白い。ドイツ占領の方針とソ連への賠償で、英米とソ連の対立が深まったのは知っていたが、ほかにポーランドの復活が大きな争点になっていたのは興味深い。とくにイギリスにとっては、参戦の根本に関わるだけに譲れないところだったのであろう。

  • takao さん

    ふむ

  • わび さん

    1945年2月のヤルタ会談から8月の広島への原爆投下・ソ連の対日参戦までの6か月を描いたノンフィクション。この半年間はとにかく重要な出来事の連続であり、著者の筆致と相まって大部にも関わらずグイグイ読めてしまった。外交交渉のシーンと裏表になるように赤軍の凄まじいまでの暴力性を描くやり方は、既成事実と一徹さを特徴とするソ連外交に凄みを与えているが、だからこそ、その行動に対しては本書を超えるスパンで公平に見る必要があるだろう。

  • Masa さん

    「運命の選択」で第二次大戦の始まりの一年を、本書で終戦の半年を読む。知らない戦争、戦後が一杯ある。

  • MTK さん

    旧ソ圏の国々や旧ソ衛星国の事柄については高校の近現代史がまともに扱われていないためよく知らない人が多いんだろうと思う。 かくいう自分もそうで、たまたま読んでいた所にウクライナ情勢が混沌としてきたことが報道され始め、タイムリーな読書に。 国際政治は変な小説なんかよりよっぽど面白い。このヤルタでの登場人物は皆個性的である。個性的すぎてとてもじゃないが理解できない独裁者なんかも出てくる。良書だが下手な辞書くらいあって重いのが。。kindleで出してくれたら良かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品